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記事全文を読む→アジア大会に「金正恩のそっくりさん」出現!ミサイル片手の珍客が仕掛ける「独裁体制への攻撃」
南北対決のスタンドに、まさかの「金正恩」が現れた。
愛知・名古屋アジア大会の女子サッカー、韓国×北朝鮮戦が行われた静岡県袋井市のエコパスタジアム。独特の刈り上げ頭に人民服姿で観客席に登場したのは、北朝鮮・金正恩総書記のそっくりさんとして知られる「ハワードX」なる人物だ。
ミサイルのぬいぐるみまで抱えた姿に、観客や警備員の視線が集中。北朝鮮の応援団に近づこうとして警察官に止められ、別の場所へ誘導されても手を振り続けたという。
なんとも人騒がせな珍客だが、
「実はたびたび国際的なスポーツイベントに出没している有名人なんですよ」
とスポーツジャーナリストが解説する。
「彼は香港出身のオーストラリア人で、音楽プロデューサーでもある政治活動家。2018年の平昌五輪では、北朝鮮の応援団の前に現れて騒動になりました。2024年のパリ五輪でも、北朝鮮選手が出場した女子ボクシング会場に姿を見せています。単なるそっくりさん芸ではなく、金正恩を笑いの対象にして、絶対的な指導者というイメージを崩そうとしているんです」
今回、韓国メディアの取材に対し、
「会場で自分を見た人がネットで検索して、笑ってくれればいい」
と説明したハワードX氏。指導者を見て笑えるようになれば、恐怖が消えるという持論を展開していた。
プーチンのそっくりさんと協力してゼレンスキーのそっくりさんを支援
「国際大会には各国のカメラが集まっています。そこで偽の指導者が騒ぎを起こせば、北朝鮮の政治に関心がない人にも映像が届く。本人はロシアへの派兵などを理由に、北朝鮮も国際大会から排除すべきだと訴えています。そっくりさんへの好奇心を、体制への批判に向ける仕掛けというわけですね」(前出・スポーツジャーナリスト)
その活動は、カメラの前でのパフォーマンスにとどまらない。
「2022年にはプーチンのそっくりさんと協力し、戦火のウクライナにいたゼレンスキーのそっくりさんの国外脱出を支援している。モノマネで築いた国際的な人脈を、人道支援に使っているんです。顔ひとつで世界のメディアに政治問題を取り上げさせる発信力は侮れません」(国際ジャーナリスト)
モノマネの裏には真面目な動機があったのである。
(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。
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