スポーツ
Posted on 2026年10月10日 09:45

【アイルランドTの大ヒント】「始動戦ゆえの取りこぼし」が著しい前走ヴィクトリアM組…ならば「GI戦線、眼中になし」の本気馬を!

2026年10月10日 09:45

 10月11日(日)に行われる牝馬限定重賞のGⅡ・アイルランドトロフィー(東京・芝1800メートル)は、GI・エリザベス女王杯(11月15日、京都・芝2200メートル)のトライアルレースに位置付けられている。
 1着馬にはエ女王杯への優先出走権が与えられるが、GIには今ひとつ手が届かない古馬勢にとってはむしろ、「何が何でも獲りたいレース」の意味合いが強い。というのも、JRA主催の牝馬限定GⅡは、今回のアイルランドTと今春の阪神牝馬ステークス(阪神・芝1600メートル)の2レースしか存在しないからだ。

 今年の出走メンバーを見渡すと、やはりエ女王杯を含めた次走のGIを見据えてエントリーしてきたカムニャック(牝4)とクイーンズウォーク(牝5)、そしてジョスラン(牝4)の3頭が、上位人気を形成する情勢となっている。
 いずれも前走でGI・ヴィクトリアM(5月17日、東京・芝1600メートル)を使った馬たちだが、過去10年におけるアイルランドTの競走成績を見ると、意外にも前走ヴィクトリアM組は「1着0回、2着0回、3着4回、着外16回」と低迷している。
 要するに「始動戦ゆえの取りこぼし」が著しいのだ。

 となれば、心して狙うべきは当面のGI戦線など眼中にない馬、すなわち「とにかくココを獲りにきた馬」ということになるだろう。そのような視点から筆者が熟慮の末に「最大の特注馬」として抜擢したいのが、ラヴァンダ(牝5)だ。

 ラヴァンダは約3カ月ぶりの出走となった前走のGⅢ・中京記念(8月16日、中京・芝1600メートル)の勝ち馬。この時は正直言って、よくて7~8分程度の仕上がりだったが、それでも結果を残せたのは「GIクラス未満での能力上位」の証と言える。

「東京1800メートルはいちばんいい感じ」断言

 今回はその中京記念を叩いて臨む一戦。近走はマイル戦を選択的に使われてきたが、昨年のアイルランドTを快勝しているように、父シルバーステート×母父ベーカバドの血統背景を含めて、芝の中距離戦線は最も得意とする舞台である。

 今回の1週前追い切りでは栗東のCW(良)で6F「81.8-66.1-51.5-37.0-11.3(馬なり)」と、前走のレコード勝ちの反動を全く感じさせない完璧な動き。続く最終追い切りも栗東坂路(良)で「51.5-37.4-24.2-12.2(馬なり)」と、軽めながら目の覚めるような動きを披露しており、仕上げは万全と考えていいだろう。

 加えて同馬を管理する中村直也調教師(栗東)が追い切り後に、
「(東京の芝1800メートルの舞台は)いちばん、いい感じがします」
 と語っているように、全てがラヴァンダの激走を強く示唆しているのだ。

(日高次郎/競馬アナリスト)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年10月08日 06:30

    夏の猛暑期に冷房を限界までフル稼働させていた愛車。カレンダーが10月になり、エアコンの設定を除湿冷房から暖房や送風へと切り替えた瞬間、送風口からモワッと漂う「酸っぱい嫌な臭い」に思わず顔をしかめた経験はないだろうか。その異臭の主因は、夏場に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年10月06日 18:00

    昨年、アサヒグループホールディングスに不正アクセスを仕掛けた海外ハッカー集団の中枢メンバーが、なんと大阪で捕まっていた。10月6日の各国における報道によれば、日本の捜査当局が拘束したのは「Qilin(キリン)」の中心人物とされる28歳で、ロ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/29発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク