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京都大賞典は、優勝馬に天皇賞・秋の優先出走権が与えられているが、過去の傾向を振り返っても、そのルートが色濃く直結している感覚はない。
16年の勝ち馬キタサンブラックは別格だったが、それでもその勝利からつながったのは同年のジャパンカップ1着。そこから有馬記念2着、大阪杯1着、天皇賞・春1着と勢いをつけて、翌年の天皇賞・秋1着と実を結ばせた。
また、22年の勝ち馬ヴェラアズールは、次走にジャパンカップを選択してみごと優勝。ここ10年では、その2頭の成功だけが目立っている。
今回のメンバーも、天皇賞・秋につながるかと言われると、そうしたイメージが湧いてこない。GⅠ馬はへデントールが唯一。しかも、この馬は2000メートルが短いと感じさせる純正のステイヤーなのだ。
へデントールの取捨が大きなカギを握っているのは間違いない。距離はギリギリの守備範囲としても、春天5着以来の久々というのがどうなのか。昨年、4カ月ぶりで臨んだダイヤモンドSを勝っているが、新馬戦で2着、骨折明けの京都記念で8着と、悪いデータも残されている。実戦でもスタートダッシュが鈍い馬だけに、いきなりエンジン全開というタイプではなさそうな気がするのだ。
ただし、鞍上が岩田望に替わるのはマッチしていそう。ルメール以上に、馬を自分から動かしにいくタイプのジョッキーで、これがハマればの期待はできる。しかし人気でもあり、積極的に本命を打つ気持ちにはなれない。押さえ程度にしておく。
ウエストナウに大駆けの期待。新馬戦がなくなってからのデビューで、それでも2戦目に京都新聞杯に挑戦して2着に好走した素質馬だ。成績はムラだが、潜在能力の高さならここでも上位の存在。札幌で自由自在な手綱さばきで結果を出してきた横山和に乗り替わるのも合っている印象。思い切った仕掛けで見せ場以上の走りを引き出してくれないだろうか。
牝馬ながらステイヤーとしての存在感を確かなものとしているアクアヴァーナル。鞍上松山なら手堅く上位に持ってきてくれそう。
適距離はファミリータイム。松山から鮫島駿に替わることで人気は急降下だが、依然、怖さは秘めている。サヴォーナは、この夏一皮剥けた斉藤に乗り替わることで不気味さがあり、サフィラもこの条件なら無視はできない。
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