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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈昇級初戦パンジャの一発ある〉
9月20日に中山で行われる産経賞オールカマーは、天皇賞・秋の前哨戦として位置づけられたことで、勝ち馬にはその盾への優先出走権が与えられる。一方、翌21日に行われる神戸新聞杯も菊花賞のトライアルレース(3着以内の馬に優先出走権)。ともに重要な戦いで、ファン必見のレースと言っていいだろう。
まずオールカマーだが、頭数は少ないものの、既成勢力と新興勢力がぶつかり合う格好。熱を帯びた戦いになること請け合いで、馬券的にもおもしろそうだ。
過去のデータを振り返ると、02年に馬単が導入されて以降、これまでの24年間、その馬単での万馬券は4回(馬連は1回)。この間、1番人気馬は8勝(2着5回)。2番人気馬は4勝(2着5回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は、昨年の1着レガレイラ、2着ドゥラドーレスの1回のみだが、比較的順当に収まっている重賞と言ってよさそうだ。
年齢的には本格化著しい4歳馬、充実の5歳馬が他の世代を圧倒しているが、特徴的なのは、近年、牝馬勢の活躍が目立っていること。今回は女傑レガレイラが連覇を目指して臨んでくる。はたして、どんな競馬をするのか、目が離せないところだが、当方が最も期待を寄せてみたいのは、パンジャだ。
今回は昇級初戦。この春、3勝クラスのサンシャインSを勝ったあと、7月の函館記念を目標に置いて調整しようとした矢先、軽い脚元の不安(ねんざ)があって放牧。それで再始動となったが、無理をしなかったのがよかった。
リフレッシュができたうえ、レース間隔が十分取れたため、丹念に乗り込まれてきた。
金成調教師が「調整に狂いはない」と言うだけあり、順調に仕上がっている。先日も坂路でいつもどおりの追い切りを消化したが、軽めとはいえ、素軽い動きを披露していた。
「相手は強くなるけど、そう差はないと思っている。一頓挫あったが問題なくきていて、重め感もない」(前出・金成師)
兄にロングラン(マイラーズC、小倉大賞典)がいて、妹のボンヌソワレはフィリーズレビューの3着馬。母系は欧州の一流血脈で、血統的にもこれから出世していい馬なのだ。
また、中山で3勝を挙げているように、コースとの相性がすこぶるいいのも強調材料である。鉄砲駆けの実績もあり、この夏、大いに活躍した丹内騎手との初コンビも魅力。“一発”があっていい。
神戸新聞杯は、皐月賞、ダービーの二冠を制しているロブチェンが最有力だろう。ただ「三冠」を狙っての一戦で、ここはまだ完調手前。本番の菊花賞に繋がれば、という余裕残しの仕上げとみた。
狙ってみたいのは、アルトラムスだ。皐月賞18着、ダービー6着で、ここは3カ月半ぶりの実戦。しかし、放牧を含め、成長を促してから、ここを目標に早い段階で始動している。丹念に乗り込まれ、追われるたびに動きがよくなっており、野中調教師も「たくましくなり、力を出せる状態」と話すほどだ。
であれば、強敵相手でも十分やれていい。
新馬を勝ったあと、2戦目のシンザン記念で3着。続く毎日杯をモノにしたのは伊達ではない。力はかなりのものとみてよく、距離は異なるものの、毎日杯と同じ阪神での競馬。大いにチャンスがあるのではないだろうか。
穴中の穴として、カムアップローゼスもおもしろい。函館で1勝クラスを勝ったあと、ここ一本に備えての調整。状態は前走以上で、祖母がファレノプシス(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯)という良血。要注意馬だ。
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