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記事全文を読む→巨人が猛追!もたつく阪神がつけられた戦術の差「和田豊ヘッドコーチは打順もサインも任せられていない」
阪神か、巨人か、それとも再び下剋上か。今年のセ・リーグの優勝の行方は全く見えない状況となっている。開幕から独走の声があった阪神は9月に入って急降下。優勝マジックこそ減っているが、中日戦(9月13日・甲子園)では9回無死満塁で25打席連続無安打中の7番・坂本誠志郎に代打を送れなかった藤川球児監督が、
「攻撃といいますけれども、これは勝負の中のひとつですから」
と不可解なコメント。またもナゾ采配が問題になっている。
球団フロントは昨オフ、「圧倒的な強さでの連覇」というミッションを掲げて監督経験者の和田豊ヘッドコーチを据えた。ところが……。
「巨人でいえば、ヘッドコーチは打順や戦況における戦術でサインも出す。藤川監督は和田コーチに打順どころか、サインも全く任せていません。その差が出ていると思います」(在阪スポーツライター)
図らずも阪神・岡田彰布オーナー付顧問が明かしてしまった「1950年から始まったセ・リーグでは昨季までの76シーズンで、阪神1位、巨人2位で終えたシーズンは一度もない」というジンクスがある。
巨人はチーム史上初となる、シーズン途中で橋上秀樹監督代行が就任。
「選手にしてみれば、阿部慎之助前監督時代の恐怖采配がなくなって、ベンチ内の雰囲気は明らかに良くなりましたが、攻守ともに核となる選手がいません。橋上代行のやりくり采配で2位につけていますが、阪神の失速というアシストを受けている形」(巨人担当記者)
橋上監督代行は「俺はCSになっても勝って優勝したい」
どちらが優勝に向けて優位につけているかといえば、全くのイーブンとみていいだろう。
阪神は3番・森下翔太と4番・佐藤輝明の一発頼みの攻撃陣。巨人は9月13日のDeNA戦(横浜)のように、先発投手(小笠原慎之介)が初回から満塁弾を浴びるなど打ち込まれ、試合を作れなければ、打てなさすぎる打線が足を引っ張る状況だ。
前出の巨人担当記者が言う。
「橋上監督代行は『俺はクライマックスシリーズ(CS)になっても、勝って優勝したい』と話しています」
巨人はCSで2季連続、DeNAに敗れているが、阪神と巨人の直接対決による優勝決定戦、しびれる最終決戦への期待が高まる。
その場合、阪神と巨人の勝った方が優勝というビッグゲームは1973年(昭和48年)10月22日以来、53年ぶりとなる。当時、阪神は0−9と惨敗し、試合後に阪神ファンによる暴動が起きた。
阪神×巨人の残り試合は10月2日のあとひとつを残すのみ。舞台は53年前と同じ甲子園だ。もたつく阪神に毎試合が綱割りの巨人。「10.2甲子園決戦」の行方は神のみぞ知る、といったところだが……。
(小田龍司)
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