事件

アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.16(7)市橋達也の2年7ヶ月に及ぶ逃走劇

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 2年7カ月に及ぶ逃亡を経ての逮捕劇はテレビ報道の演出もあって大きな関心を集めた。

 おまけに逃亡の記録を出版するという、稀有な殺人者──。

 千葉・市川の自宅ベランダで殺害された英会話学校女性講師の遺体が発見されたのは07年3月のことだった。

 逮捕後の謎の潜伏生活について取材を進める過程で、1人の女性の証言にたどりついた。それは、大阪の風俗街・飛田新地で働く女性からの衝撃のスクープ情報だった。

 証言者は飛田新地の歓楽街で働く風俗嬢の明子さん(仮名)。

 市橋と「2回のお相手」をしたというのである。

 1回目が09年9月のこと。訪れたのは夜の10時くらいだったという。

〈「すぐに彼は自分の衣服を脱ぎ捨てて布団に横になったので、私もブラとパンティを脱ぎました。その時、すでに半分くらい立っていたと思います。体に目立つ傷はなくて、筋肉も平均くらい。キスもなくて、完全に受身の状態でした。フェラをして大きくなったところでコンドームを渡したら、普通につけてくれた。そのあと、正常位で入れた(中略)たぶん、10分くらいで終えて、そのまま店を出たのかな」〉

 それから1週間後に再び訪れて指名してきたという。

〈「この時の服装は黒いTシャツに、建築現場の作業ズボンだったと思います。靴がやけに汚れてたから、仕事が終わって、そのまま来たのかと思いましたね。

(中略)この時は通常の20分コースではなく、時間・料金が倍になる“ダブル”で指名したんです。私もさすがに悪い気はせず、積極的にいろいろと話しかけてみました。私が『また、来てくれたんだー。気に入ってくれたの?』と聞いたら、彼は『気に入ったっていうか、東京の言葉がなつかしいねん』と言ってました。それから徐々に話してくれるようになりました」〉

 2回目のプレイは最初のときとはちょっと違っていたようで。

〈「顔見知りになっていたこともあってか、プレイの最中もいろいろと要求してきたんです。最初にフェラをしている時に、彼の口から『言葉責めをしてほしい』とリクエストがありました。飛田新地で、そんなこと言う人は珍しいから最初は戸惑ったんですが、『何してほしいのか言って』と尋ねたら『騎乗位で入れて欲しい』とおねだりされました。そのまま上にまたがってからも、『もっといろいろ(言葉責めを)言ってほしい』とリクエストが続きましたね。最終的には恐らく10分ぐらいでイッたんじゃないかな」〉

 ちなみに、出版した手記『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』の中では、この飛田新地のことに触れ、

〈玄関口には着物を着た女性が座っていた。はずかしくて顔を合わせられなかった。女性の隣にいたおばさんに声をかけられたので、すぐにこの街を出た〉

 そう記している。

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