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記事全文を読む→メタボ対策に「ブナシメジ食」が有効だったという長野県発の「理由」
厚生労働省では、2008年から、メタボならびにメタボ予備軍の人数を毎年発表しているが、都道府県別のデータから、キノコ食のメタボ効果が再認識されている。
糖尿病や高脂血症、高血圧が起きやすくなり、動脈硬化が進行する危険が増す内臓脂肪蓄積を診断するため、ウエスト周囲径の測定項目を検査することで判明するメタボ並びに予備軍の人数。その割合の少ないほうから3位と1位だったのが、長寿・健康県としても知られている長野県だった。
(厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導に関するデータ」平成26年)。
その大きな理由がキノコだとみているのは、長野県農村工業研究所(西澤賢一・所長)である。
「長野県では昔から、キノコや野菜をたっぷり入れた具だくさんの味噌汁を食べてきた。それが長寿健康の元になっているのではと思っている」
長野県農村工業研究所は1971年4月、長野県経済連をはじめ農協県連が中心となって設立されたJAグループの社団法人で、キノコ開発研究をはじめとする広範囲な分野での研究開発に取り組み、エノキダケの抗ガン作用等の成果を発表している。そして、今研究しているブナシメジに「脱メタボ」効果がある可能性があるという。
「当研究所から誕生したブナシメジは、低カロリーでビタミンB群やビタミンDが豊富に含まれている。ラットをつかった実験では、体脂肪とコレステロール値の低下が報告されているほか、ボランティア参加の健康な人に毎日ブナシメジ100gを食べてもらったところ、1週間後には中性脂肪や総コレステロール値の低下、血流の改善が認められた。さらにマウスの実験ではブナシメジを与えたマウスは、与えられなかったマウスに比べて体脂肪も内臓脂肪も低くなった結果が出た。それによって筋肉量が増え、基礎代謝も上がり、脱メタボの効果につながったと考えられる」(長野県農村工業研究所)
マウスを使った実験では、エノキタケに発ガン防止作用があるのに対しブナシメジはガン転移抑制効果が確認されたといい、さらにブナシメジは骨粗鬆症や動脈硬化の予防、抗アレルギー、血流改善作用(血液サラサラ)、血圧降下作用もあることがわかったという。
味噌汁で食べるのなら続けられそうだ。それにブナシメジは安価なのもいい。
(谷川渓)
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