第1次南極地域観測隊の男性越冬隊員用に準備された「保温洗浄式人体模型」のうち、「南極1号」と呼ばれた一体については南極到着後、未使用のまま帰りの船内で処分されたか、南極の氷原で氷葬に付されたとされている(前回記事参照)。では「南極2号」と呼...
記事全文を読む→南極1号
下腹部に黒ブタの毛が密植された、両手両足のないグロテスクな人形。正式名称「保温洗浄式人体模型」、通称「南極1号2号」を積んだ観測船「宗谷」は1956年(昭和31年)11月8日、第1次南極地域観測隊の越冬隊員53名らとともに、東京の晴海港を出...
記事全文を読む→正式名称は「保温洗浄式人体模型」という、第1次南極越冬隊の男性隊員用の玩具、通称「南極1号2号」の製造はスッタモンダの末、とにもかくにも義足を作る医療器具業者の手に委ねられた。ところがその後、さらなる大問題が持ち上がる。新田次郎の実録的小説...
記事全文を読む→第1次南極越冬隊の男性隊員用の玩具、いわゆる「南極1号2号」の正式名称は「保温洗浄式人体模型」と決まり、担当事務官による大真面目にして詳細な「仕様書」も作成された。が、次なる大問題として浮上してきたのが「誰に製造を依頼するか」だった。なにし...
記事全文を読む→第1次南極越冬隊の男性隊員用に考案された「保温洗浄式人体模型」。新田次郎の実録的小説「氷葬」によれば、その後、担当事務官が起草した「仕様書」には、通称「南極1号2号」の注文仕様が概略、以下のように記されていたという。●本器は南極において南極...
記事全文を読む→まだ敗戦の記憶が残る1956年(昭和31年)11月8日、第1次南極地域観測隊の越冬隊員53名らを乗せた観測船「宗谷」が、東京の晴海港を出港した。この時、スクラップ寸前のボロ船を改造した宗谷に積み込まれた南極越冬隊員用の玩具、俗に「南極1号」...
記事全文を読む→