大下英治

政治
Posted on 2016年12月09日 12:55

小池は、国会便覧を手に取った。狙いは、東京の選挙区であった。小池は、東京10区に目を止めた。〈ここだわ〉東京10区は、郵政民営化反対派の急先鋒、小林興起の地盤であった。小林は法案の採決で反対しており、今回は非公認となる。しかもテレビに出演す...

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政治
Posted on 2016年12月08日 12:55

一方、小池は、ネーミング選定の段階から多くの人を巻き込もうと考え、「夏の新しいビジネス・スタイル」をテーマに地球温暖化防止キャンペーンの名称を公募した。ハガキやメールで約3200件もの応募が寄せられた。選考の際、小池は、ただ1点だけ注文をつ...

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政治
Posted on 2016年12月07日 12:55

とびきりの度胸とイメージ戦略を武器に、小池百合子は日本の“常識”に次々とメスを入れていく。フォーマルの場での軽装を推進した「クールビズ」、あえて造反組の選挙区を選んでの衆院選立候補など、タブーを怖れず邁進する彼女の新たな戦場は、都庁の頂点で...

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政治
Posted on 2016年11月30日 12:55

それから2年後の97年(平成9年)12月、再び新進党の党首選が行われた。小沢230票、対立候補の鹿野道彦が182票であった。ところが小沢は、党首に選ばれたとたん、解党に踏み切った。小池はさすがに驚いた。〈これは、あまりにも唐突すぎないか〉解...

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政治
Posted on 2016年11月29日 12:55

小池はポスターのコピーも考えた。「イチロー、命賭けます」強面の小沢が、「命賭けます」というと、ドスが効きすぎるかもしれない。だが、それくらいのインパクトを与えたほうがいい。ポスターのイメージは決定したが、いざとなって権利問題が発生して、ケチ...

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政治
Posted on 2016年11月28日 12:55

90年代後半、揺れる国政の中で奮闘する小池百合子が、新たな改革のパートナーに選んだのは小沢一郎。小池は、あらゆる手管を使って「怪しい裏方」という印象が強い小沢のイメージを一新、政治の表舞台へと担ぎ出す。小池の「突破力」は、いよいよ日本を動か...

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政治
Posted on 2016年11月22日 12:55

地元尼崎の伝統的な保守派の人たちからは、こんな声が漏れてきた。「こんな選挙は見たことがない。選挙じゃないみたいだ」「これは地べたを這うようなドブ板選挙じゃない。本当は、こうじゃないんだ」旧来の選挙手法に慣れた議員たちから出た苦言であった。し...

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政治
Posted on 2016年11月21日 12:55

小池は、キャスターとして人前で話すことには慣れているつもりだったが、人に強く訴えかけるアジテート型の話はできなかったし、絶叫するのは恥ずかしい。さらには、知らない人に手を振るということが、わざとらしくも思えた。が、選挙に出た以上、手を振らな...

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政治
Posted on 2016年11月21日 05:55

これまで築き上げてきたキャリアをなげうって、小池百合子は新たなる海原──政界を目指すことを決意する。新興政党からの出馬、かつてない選挙運動など、その型破りな行動は周囲を揺さぶり、「日本の政治を変える!」という願いは、瞬く間に結実することとな...

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政治
Posted on 2016年11月17日 12:55

小池はカイロ大学卒業後、日本に帰国。アラビア語の通訳として活動した。PLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長やリビアの最高指導者・カダフィとの会見では、コーディネーター兼インタビュアーを務めた。その後、小池は、日本テレビの「竹村健一の世...

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政治
Posted on 2016年11月16日 12:55

小池は、夫と2人で顔を見合わせ、どうすればいいのか途方に暮れていた。アパートの上の階に住んでいる大家が、部屋に飛びこんできて、一気にまくしたてた。「電気を消しなさい。水を早く貯めなさい。それから、窓を補強しなさい」小池は、夫とともに、電気を...

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政治
Posted on 2016年11月15日 12:55

現在、東京都知事として東京五輪、豊洲市場移転などの諸問題に鋭く切り込み、その一挙一動が衆目を集める小池百合子。しかし、これまでの道程は決して平坦なものではなかった。体制と逆境に挑み続ける女傑の波乱に満ちた歩みを、膨大な取材をもとに浮き彫りに...

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政治
Posted on 2016年08月18日 05:55

田中最近、雑誌などで「人間・田中角栄」というタイトルをよく見ますけれど、確かに身内から見ても、特に話し方からくる人情味というのが、高学歴の人とか、学者とは全く違った印象があります。大下まさに、角さんは「情の人」でしたからね。しかも並大抵のも...

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政治
Posted on 2016年08月17日 05:55

大下あと、京さんが同じ境遇の弟さん宛てに書いた手紙が田中角栄を泣かせたっていうエピソード。京さんの本にも書いてあるけど、あれはいい話ですね。田中あれはちょうど僕がCBSソニーに入社する前、音楽評論家時代の頃で、アーティスト取材でロンドンに行...

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