辞任した大臣が言い放った「死の町」。原発放射能で汚染された福島県には、いまだ人が住むことのできない危険な地域がいくつも存在する。それならいっそのこと│とばかりに国と東京電力が画策したのは、県民が知ったら腰を抜かしそうなとんでもない計画だった。何しろ、放射能を除去するどころか、世界中から集めるというのだから。
「原発事故は天の采配」発言
「日本の原発の安全性を世界最高水準に高めたい」
9月22日、ニューヨークの国連本部で開かれた、原子力安全に関する首脳級会合。外交デビューを飾った野田佳彦総理(54)は、力強くこう宣言して各国首脳らの喝采を浴びた。減原発へと突き進むのではなく、原発再開へ向け舵を切り直した、と言われるこの宣言。マスコミはさほど関心を示さなかったが、実はその舞台裏では、放射能汚染に苦しむ福島県民への「死刑宣告」とも言うべき、驚愕の極秘計画が着々と進行していた。裏事情に詳しい経産省の中堅キャリアが明かす。
「ズバリ、原発事故のどさくさに紛れて、福島を核のゴミ捨て場にするという、とんでもない計画です。この計画は事故以来、経産省と東電がグルになって進めてきたもので、野田総理の発言はこの計画にお墨付きを与える、最終的なゴーサインだったんです」
布石は1カ月前に打たれていた。辞任直前の8月27日、福島県庁を訪れた菅直人前総理(65)は、放射能に汚染された土やガレキの処分について、突如としてこう切り出した。
「中間貯蔵施設を県内にお願いせざるをえない」
佐藤雄平知事は「非常に困惑している」と猛反発。菅前総理は「最終処分場にすることは、まったく考えていない」と釈明したが、これは表向きの、そのまた表向きの話。前出の経産省中堅キャリアが続ける。
「菅前総理のこの最後っ屁は、菅前総理を脱原発から減原発に改心させた経産省が『いよいよ最後の仕事です』とダメを押して言わせたもの。ただし目下、経産省と東電が進めている極秘計画は、菅前総理が口にした土やガレキだけの話ではない。本当のターゲットは、全国の原発から出る使用済み核燃料。これを土やガレキもろとも、福島の地中深くに埋めてしまおうという計画なんです」
日本の原発は「トイレのないマンション」と言われてきた。トイレとは、ズバリ、使用済み核燃料の最終処分場のことである。
現在、使用済み核燃料は青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場に一時貯蔵されているが、全国各地の原発施設内にある貯蔵プールともども満杯に近い。加えて、同県むつ市に建設中の施設は中間貯蔵施設にすぎず、国も東電も厄介者の最終処分場については打つ手なしの状況だったのである。
そこに福島原発事故が勃発。前出の中堅キャリアによれば、東電幹部からはこんな声も上がったという。
「まさに天の采配、千載一遇のチャンス。どのみち、福島は放射能で汚染されちゃっているんだから」
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