紳助親分が芸能界を破門された余波は、親分を慕っていた「ファミリー」の面々も例外ではない。当代を失った、子分の去就を探った。
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紳助ファミリーの直系組織の中でも最大勢力を誇っていたのが、「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)のメンバーで構成される〈ヘキサゴンファミリー〉だった。その中心にあって、紳助親分の側近として、活躍していたユニット「羞恥心」のメンバー・つるの剛士は、すでに新たな親分のもとに鞍替えを進め「盃」も交わしているという。
「彼は『イクメン』タレントで売り出しているので、とりあえずは当分、仕事に困らないでしょう。また、最近では内村光良とも仲がよく、彼の舞台にもよく出演しています。周囲からは『内村ファミリー』入りしていると言われていますしね」(芸能記者)
さすが芸歴15年以上の古参幹部として、処世術にもたけているようなのだ。
同じく「羞恥心」のメンバーだった上地雄輔も「脱紳助」が急務だろう。
「上地は昨年、とある女性とのベッドイン写真が流出するなどスキャンダルが目立っているが、紳助の後ろ盾を失った今、このままだと先行き暗いでしょうね」(テレビ局関係者) 紳助ファミリーといえば、行き場のないタレントをプロデュースすることで頭角を現してきた。とりわけ、波多陽区は、一時は落ち目だったのを紳助に拾われ再ブレイクした芸人。紳助には、なぜかかわいがられてきた。
「あるゴルフ大会では波多のことを運転手つきで家まで送ってやるなど、とてもかわいがっていました。紳助の引退でレギュラーもなくなって、先行きを心配されています」(番組スタッフ)
さらに〈つんく一家〉に所属しながらも「預かり」の形で紳助ファミリー入りして活躍していた矢口真里は、大きなダメージはなさそう。
「矢口のキャラは、紳助にイジってもらってナンボ。紳助がいなくなった今、芸能界の中でポジションが厳しい。しかしもともと、つんくのプロデュースする『モーニング娘。』の印象が強いですから、大きなマイナスにならないでしょう。また、紳助とはつかず離れずでクールにつきあっていた里田まいは、交際相手のマー君も好調ですし、どうやら巻き添えを食わずに済みそう」(芸能レポーター)
そして、意外なところで誤算を生じたのが、年内で引退を発表した後藤真希。
「実は引退のちょっと前に、紳助と『島田紳助ファミリーに入れてもらう』という約束を交わしていたんです。それを裏付けるかのように、8月7日放送の『行列ができる法律相談所』にゴマキはゲストで登場し、沖縄ロケにも参加しました。紳助もゴマキに『これからのことは任せておけ』と言っていたようですよ」(番組関係者)
大誤算に活動存続の危機‥‥。紳助引退の余波は尽きることがない。
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