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記事全文を読む→福島第一原発の真実!(2)不審者入り放題の管理体制
そうこうしているうちに、第一原発の免震棟に到着しました。免震棟は原発の司令部兼作業員の待機場所となっている所で、テレビでたびたび紹介される対策本部が設置されています。震度7の揺れにも耐えられるよう設計してある建物です。
前線基地とも言えるだけに警戒が厳重かと思いきや、これがまったくのフリーパスだったんです。
まず、免震棟に続くユニットハウスに入りました。ここは免震棟が放射性物質で汚染されないよう、全員がここで放射能汚染のチェックを受けなければなりません。ユニットハウスの前には係員が立ち、1人ずつ入るたびにドアを開け閉めします。建物の中は、右がJヴィレッジから到着した作業員、左が現場から上がってきた作業員と分かれています。係員の前にすのこがあり、土足で上がる前にビニールの靴カバーを外し、段ボールのゴミ箱に捨てることになっています。しかし、僕は緊張していたせいか、カバーを外さないまますのこに上がってしまいました。「ダメだよ。あなた、新人?」
と言われた時は、潜入したことがバレるんじゃないかと、生きた心地がしませんでした。僕は新人らしく必死で、「すいません、すいません」
を繰り返しました。ここでは身分証の提示もなければ、金属探知機による持ち物検査もありませんでした。セキュリティ・チェックなんて何もないのです。
原発への侵入はありえない、テロリストが侵入する可能性は皆無──。イスラム過激派の原発テロの危険性が指摘される中、東京電力はその可能性をきっぱりと否定してきたはずだった。
平時は身分証をつけ、チェックもしている。今は緊急時だから、と言う人もいます。しかし、こういう時だからこそ、厳重に警戒しなければならないのではありませんか。
そういえば8月に、原発の様子を中継している固定カメラに、カメラに向かって指さし、何やらつぶやく謎の人物が映っていたことが動画サイト「ユーチューブ」にアップされ、新聞でも報道されるなど、話題になりました。
東電は「不審者が入れるわけがないから、作業員だ」などと言いましたが、僕だってニセ作業員であり、不審者でしょう。東電は何を言ってるんだと思いますよ。
とはいえ現実は、原発関係者に怪しまれることもなく、持参した持ち物検査もない。本来、原発内は撮影禁止になっていますが、持っていたポケットカメラもノーチェックです。
アサ芸チョイス
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