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憧れの「特撮ヒロイン」に会いたい!(5)インタビュー秋山莉奈「仮面ライダーアギト」「仮面ライダー電王」 レザーコスチュームの悩殺オシリ秘話

01年に「仮面ライダーアギト」。07年には「仮面ライダー電王」。平成ライダーブームの中で、2度もヒロインを演じたのが秋山莉奈(26)だ。「オシリーナ」としてグラドル界でもブレイクした彼女が、特撮ヒロインの醍醐味を証言する!
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「仮面ライダーアギト」では風かざ谷や真ま魚なという、ライダーの秘密を知る女子高校生の役でした。当時15 歳、デビュー作だったんです。現場でも町なかでも「あ、まなちゃんだ!」と、かわいがっていただきました。
 撮影の最中に私生活でも高校生になりましたが、下校途中に小学生に「まなちゃーん、翔一君はどこにいるの~?」と、よく囲まれたね。翔一はライダーに変身する青年で、子供たちは翔一クンに会いたかったんでしょう(笑)。
「あー、さっきまでいたけど、あっちに行ったよ。今頃、変身してるかも」とか何とか適当なことを言ったら、子供が「うそ !?行くぜ!」とダーッと走って行ったりして(笑)。
 会話の途中でうっかり「莉奈はね‥‥」と本名を言ったら、マセガキ君が「何だよぉ、本名はリナかよ。まなじゃねぇのかよぉ!」と口をとがらせるので、しまった! と反省したり(笑)。
 ある時、女性の方がツカツカと近づいて来て「うちの息子の初恋の相手はあなたですから」と言われたことがありました。「うちの息子、3歳ですけどね」と。一瞬ドキッとしましたけど、凄くうれしかった。特撮ヒロイン冥利というのは、ここにあるんだと思いました。
 それから6年後の「電王」では「時の列車デンライナー」の食堂車にいる乗組員のナオミ役。コスチュームを身につけるのが大変でしたね。
 下は黒レザーのぴったりとしたスーツをズボンつりでつって、その上から白い甲冑みたいなパーツをかぶって着る。体のラインが強調された未来のウエートレス風なんですが、着替えに時間がかかるし、着たら着たでうかつに身動きが取れない。トイレに行くのが大変なので、撮影の日は水をあまり飲まないようにしていました。
 その頃、私はちょうどオシリーナとしてグラビア展開を始めたやさきで。現場では「あのまなちゃんが、オシリーナになるなんて!」と、お父さん目線で心配していただきました(笑)。
 オシリーナと特撮ヒロインの両立はできましたよ。写真集から知ってライダーを見てくれた方もいたし、その逆もありましたから。
 ナオミ役で忘れられないのは、ある時、プライベートで後楽園遊園地に遊びに行ったら、コスプレ大会をやっていて、ナオミのコスプレの人を発見したんですよ! 鳥肌が立ちました。近寄っていって、お互いに「あーっ、ナオミだー」と指を差し合って。向こうの方も私以上に驚いたと思いますけど(笑)。で、2人で写真を撮り合って。こういう体験は特撮ヒロイン以外ではありえないですよね。
 ライダーヒロインはもう一度、やりたいですね。これだけ頑張ってきたんだから、今度は変身させてほしい! それか、敵の大幹部(笑)。最近、戦隊モノの敵役でグラビアアイドル系のセクシーな人が出るケースが多いじゃないですか。私は、ぜひオシリーナとして、お尻を強調したコスチュームで怪人役をやらせてください!

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