紳助親分の突然の引退は、今もって謎が多い。それゆえ、いまだに裏で誰かが絵を描いたと考えられている。特に、業界内では、「怪芸人」と呼ばれる〝あの人〟が黒幕なのではとささやかれている。あらためて、中田カウス(62)が紳助を「刺した」説を追った!
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8月27日付、東京スポーツ新聞の1面に〈紳助追放黒幕は中田カウスだった!?〉と大きな見出しが躍った。
記事は、芸歴もヤクザ交際歴も長いカウスが、大物幹部とつきあっている紳助に嫉妬したため、紳助の引退劇を画策したというもの。
ところが、この記事が世間に出ると、すぐに吉本興業大阪本社に1本の電話が入った。
吉本関係者が言う。
「カウスから広報担当者宛ての電話だったんです。とにかく、カウスは喜び勇んだ様子で、『ようやった!』とか『よう書かせた!』と言ったそうです。意味がわからない担当者は『何のことですか?』と聞き返すと、『あの記事は、お前が仕掛けたんと違うんかい』と、カウスは残念そうに電話を切ったそうです」
自分が「黒幕」だと報じる内容に喜んだ!? ということは、カウスが本当に黒幕として暗躍したのか。それとも、単に目の上のタンコブだった後輩の窮地がうれしかっただけなのか。どちらにも取れる内容である。
では、あらためて2人の黒い交際歴を探ってみる。
07年、吉本では経営陣と創業家一族とのお家騒動が勃発した。事態は週刊誌を通して、故林マサ氏と当時、吉本の特別相談役だったカウスの代理戦争に発展。
その際、創業家サイドが暴露したのが、カウスと山口組・渡辺芳則五代目との親密な関係だった。同時に、流れ弾に当たるかのように、紳助と橋本会長との関係までもが、にわかにクローズアップされた。
この時点で、渡辺五代目は引退していた。対する、橋本会長は現在同様に現役の山口組最高幹部である。東スポが伝えたように、カウスが「現役と引退」という格差に嫉妬するものなのだろうか。
しかし、ヤクザの交際を巡って、カウスは紳助を嫌っていたフシがある。
在阪ジャーナリストはこう話す。
「カウス師匠は、あくまで『芸人は芸人の分は守らなくてはアカン』いう考えの持ち主。カウス師匠も大阪の繁華街でスナックを経営してはったんやけど、そこにヤクザもんがよう来とった。カウス師匠は、店でのヤクザのイザコザをネタにしたほどですわ。紳助は、完全にヤクザに心酔しておって、そこがカウス師匠には気に入らん部分だったんですわ」
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