テレビ番組を主だった「シノギ」の「シマ」として、紳助親分は荒稼ぎをしてきた。とはいえ、そうした番組の関係者たちの中には、「紳助一家」の壊滅を望む者も多かったようだ。というのも、一家の構成員がなんと、番組の外部スタッフから「ショバ代」を徴収していたというのである。
*
紳助が出演していた高視聴率番組の関係者が明かす。
「これまでは紳助さんにペコペコしていたスタッフたちも、引退以後は多くが関わりを絶って距離を取っている。ところが、いまだに紳助さんと行動を共にする子分たちがいるんです。特にAさんという芸能プロの幹部は、吉本興業の社員でもないのに、引退会見や沖縄にまで同行するほどで、紳助さんの側近と言っても差し支えはない」
芸能界を「破門」された親分の世話をするとは、見上げた忠誠心である。
「紳助さんとAさんが知り合ったのは6~7年ほど前で、ほどなく紳助さんから信頼されるようになったAさんは、かつて在籍していた会社から独立し、現在の芸能プロを立ち上げたようです。同事務所では、紳助さんの息がかかったタレントなどを管理しています」(芸能プロ関係者)
いわば、融通の利く「企業舎弟」といったところか。紳助親分もいい子分を持ったものだ。
とはいえ、「カタギ」たる番組スタッフたちにとって、この2人の絆は脅威以外の何物でもなかったという。実は紳助とA氏が関係する仕事において、警察ざたになってもおかしくないトラブルがあったというのだ。
「番組に関わる外部スタッフの中には、仕事が発注された経緯の都合上、Aさんの事務所を経由してギャラが手元に届く人たちもいた。なんとAさんは、そうしたスタッフたちのギャラを不当にピンハネしていたというのです」(前出・番組関係者)
まさか紳助親分に「上納」していたわけではあるまいが、立場の弱いカタギからショバ代を巻き上げていたようである。それも複数のスタッフたちから、法外な額を徴収していたというのだから耳を疑う。 事実関係を伝え聞いたという、民放局関係者がこう憤る。「出入りしている外部スタッフのギャラは発注された仕事量にもよりますが、被害者スタッフの中には、ひと月で数百万円にも上る仕事をした者もいたという。ところが、スタッフたちがいざ請求すると、Aさんが提示した額はなんと、正規額の10分の1程度だったというんです。しかも抗議を受けるとAさんは激昂して、『ふざけんじゃねえ!』などと恫喝まがいのセリフを口にしたといいますよ」
理不尽に弱きをくじく。これぞ「紳助イズム」と言うべきなのだろうか。
-
-
人気記事
- 1
- 「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
- 2
- 商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
- 3
- 土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
- 4
- 山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
- 5
- フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」
- 6
- 「絶対にやめろ」に大反発!トルシエ元日本代表監督が初めて明かした日本サッカー協会とのバトル
- 7
- 西武ベルーナドーム「ひんやりミスト導入」でも「巨大スチームサウナになる」過酷環境の悲鳴
- 8
- 白川のぞみ「ドMに目覚めて初めて首を絞められました」/旬のグラドル直撃インタビュー
- 9
- ジェットスター・アジアが7月末で運行停止「いまさら代替便探しは困難」で「あの悪夢再び」
- 10
- さだまさしが今明かす「借金28億円と返済地獄30年」の「コンサート年間186本」究極生活
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)