芸能
Posted on 2021年04月29日 09:59

有吉&夏目と「芸能界の裏ドン」(終)“タブー無し”が抱えたジレンマと克服

2021年04月29日 09:59

 番組共演が2人の出会いのきっかけだったが、夏目三久はいつから有吉弘行のことを意識するようになったのだろうか。

「初共演を果たした初回放送のときから、夏目は有吉の大きな優しさにふれ、心を動かされたのではないでしょうか」(芸能関係者)

 11年にスタートした「マツコ&有吉の怒り新党」テレビ朝日系)は、日本テレビをやめた夏目が仕事復帰を果たす一発目の仕事だった。当然、視聴者の視線は、当時、2大毒舌タレントとして飛ぶ鳥を落とす勢いにあった2人が、どのように夏目が日テレを退社するきっかけとなった“ベッド写真騒動”をいじってネタにするかに注がれていた。

「有吉は夏目をいじり、緊張気味の夏目はこれに困ったような表情でモジモジとするばかりでしたが、一通り終わると有吉は“はい、我々はもうイジりません。だから今後、これ以上、言ってくるヤツはダサい”と言って大笑いしたんです。そのひと言を聞いた夏目は、瞳を潤ませながら、“ありがとうございます。なんかすとんと落ちました”と美しい笑顔を見せました。このとき、有吉の優しさと頼もしさに、恋心を抱き始めていたのかもしれません」(前出・芸能関係者)

 そう言っていたはずの有吉自身が、その後も、ちょいちょいイジじっていたわけだが、そんな有吉の元で夏目は徐々に自信と明るさを取り戻していき、フリー女子アナとしての現在の地位を掴むまでになったのだ。

 16年の【結婚・妊娠】報道からの5年間、交際を隠し続けた有吉も、決して楽ではなかっただろう。

「猿岩石で大ブレイク。その後、人気凋落でテレビから消えるという、天国と地獄をすべて視聴者に見られながら這い上がり、もはや何も隠すことのない怖いもの無しの、唯一無二のポジション。そこから繰り出されるタブーなき毒舌や他者へのツッコミを売りにしてきた有吉にとって、決してネタにもできず、されることもできない夏目というタブーを一つ抱えてしまいました。その点に関しては、芸人としてのアイデンティが失われかねない一大事だったはずです」(お笑い関係者)

 しかし、その後も有吉の勢いは衰えず。現在もますます、存在感を増すばかりだ。芸人としての実力とともに、“地獄を見た男”の人間としての魅力があってこそなのである。夏目の支えを得て、そんな有吉は、ますますテレビ界で活躍の場を広げていくに違いない。

(露口正義)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク