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記事全文を読む→山口健治の“江戸”鷹の目診断「いわき平記念」
位置と俊敏さから伏見俊昭より成田和也だ!
照準を合わせたレースに万全の状態で臨む調整のうまさは、トップクラス=超一流の条件でもある。
「いわき平記念」(1月24日【金】~27日【月】)に出走予定のS級S班は、後閑信一、村上義弘、金子貴志、成田和也。昨年のGI覇者5人中4人がそろう豪華な顔ぶれであるだけではなく、2日目の災害復興支援レースは武田豊樹、3日目に初めて行われる国際レース仕様の7車立てエボリューションにはSS班の長塚智広が参戦する。この時期、北日本唯一の記念は、話題豊富な4日間になりそうだ。
地元で注目するのは成田。自力型が多い福島勢の中、追い込み1本で戦い、昨年は競輪祭を除くGI5戦のファイナルに進出。岸和田高松宮記念杯で2つ目の勲章を手にしたのは、マーク屋に徹していることが大きい。番手につけても仕事をしない選手が目立つだけに、共倒れ覚悟でガードする成田は先行選手からの信頼が厚く、それが結果に結び付いている。
今回も東北の絆は固く4、5人になっても結束する。成田はラインの引き締め役として欠かせない存在でもある。
さて、並びと展開。北日本は佐藤友和─山崎芳仁─成田─伏見俊昭で鉄壁の並び。関東は芦澤大輔─宗景祐樹と上原龍─後閑で別線か。西日本は金子─小嶋敬二の中部コンビと村上義─伊藤保文の京都両者、そして九州の吉本卓仁─合志正臣が圏内と見た。
まくり狙いの先行ぞろいで、佐藤友はマイペースに持ち込める。勝負どころから吉本、村上義、金子が踏みだすが‥‥。
本命は成田、対抗が伏見。願ってもない強力な2段ロケットとなり、位置と俊敏さで成田が抜け出す。3番手評価は金子。グランプリを含む“3冠男”の本領発揮が怖い。
伏兵は金澤竜二(福島・91期)、96期の守澤太志(秋田)と東龍之介(神奈川)の3選手。3人とも機動力で売り出し中。予選から狙いたい。
災害復興支援レースは、茨栃コンビ、武田─神山雄一郎の力が抜けている。特に高松全日本選抜に出場できない武田には、期するものがあるはずだ。
オリンピックや世界選手権で活躍した7人が、スピードの出るカーボンフレームで戦うのがエボリューション。自転車競技を得意にする選手ばかりだが、群馬の2人、矢口啓一郎─稲村成浩が有利だろう。
◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
◆アサヒ芸能1/21発売(1/30号)より
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