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壇蜜似の女性が「太いの」を舐め回す…ニッポンの夏に登場した色香満載「金鳥CM」の神髄

 テレビから色香が失われて久しい。「性ハラ」だの「性的搾取」だのといった言葉に押され、いわゆる「桃色的演出」も敬遠されがち。そんな風潮にもめげず、あいかわらず「攻めている」CMを連発しているのが「金鳥」だ。例えば、金鳥の水性シリーズ「水性おじさん」篇。

「殺虫剤には油性と『水性』があります。キンチョウリキッドはもちろん『水性』。油性と水性の違いは、殺虫成分が油で溶かされているか、水で溶かされているか…」と商品の特性を説明するナレーションが流れる中、画面はというと、プールの前で白いセパレートタイプの水着のパレオを巻いた肉感的ボディーの女性がポーズをとりまくる。ヒップを突き出したり、胸を強調したり…。

 そんな彼女の後ろにはアロハを着た男が、ナレーションの「水性」の言葉に合わせて、何度も何度もプールに飛び込むという、なんともシュールな演出。ちなみに白い水着の女性は松田ゆうなという、沖縄を中心に活躍していたモデルだそう。

 続いて、金鳥の渦巻太巻「いいもん」篇。庭師の男性に2階のベランダから声を掛ける、壇蜜ふうの女性が登場する。

女「(庭師の腰の辺りを舐め回すように見ながら)いいもん持ってんなぁ」

庭師「えっ?」

女「そんなふっといのん、ブラ下げて」

庭師「(照れたように)いや、普通っすよ」

女「ええ~、太いよ~」

庭師「ありがとうございます」

女「でもちょっと太いくらいか…。あ、左巻きや、フフフ」

 と、ここで「極太パワーで、広い範囲のハエ・蚊を落とす。金鳥の渦巻 太巻」のナレーションが入り、場面転換。女は部屋でうちわを仰ぎながら寛ぎ、縁側でスイカを食べている庭師に再び声を掛ける。

女「それどれくらいもつん?」

庭師「7時間くらい…」

女「(庭師を潤んだ瞳で見つめながら)やるやん…」

 日本の夏に明るい色香を提供してくれる金鳥のCM。新作も楽しみだ。

(堀江南)

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