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「岐阜記念」◎松浦悠士/○平原康多/▲山口拳矢/△岩本俊介/佐藤慎太郎/渡邉一成/村田雅一/中本匠栄/谷口遼平/川口聖二/
松坂洋平/犬伏湧也
先行選手が後方に置かれるのは、その強さを認められたからでもある。
「岐阜記念」(9月1日【木】~4日【日】)は、好調なSS班2選手が断然のツートップを形成する。ただし、動ける選手も多く、展開しだいでは波乱の決着も十分あるシリーズになりそうだ。
松浦悠士が主役の座を譲らない。西武園オールスター2着と、前走の富山記念優勝は自力で戦ってのもの。機動型にモデルチェンジしたかと思わせるほど、動きに切れがあった。ここは中四国連係で、徹底先行の犬伏湧也の番手から抜け出し、記念連覇を飾る。
その犬伏の先行力は、すでに選手に認められている。後方に置かれることが多くなったのは厳しくマークされるからだが、それでも先手を取りきれば、その強さは本物になるはずだ。
対抗は眞杉匠につけて、ライン戦に持ち込む平原康多。富山記念は惜敗2着。勝負どころで先に仕掛けられれば、逆転がある。
あとは昨年、ここのGII共同通信社杯を制している山口拳矢と、爆発力がある岩本俊介のカマシ先行を警戒したい。
印は回らなかったが、渡邉一成のダッシュ力とスピードは今でも一級品だ。タイミングよく踏み込み、勝ち負けに絡むシーンがあってもおかしくない。
【大穴この1車】
友定祐己(岡山・82期)。
長く岡山を支えてきた追い込みの名手は、今年はまだGIに出走していない。S級戦が多いが、3場所走った記念で穴党を喜ばせている。6月久留米記念(〈2〉〈6〉〈8〉〈3〉)では、36万円超と3万円超。4月川崎記念(〈7〉〈2〉〈8〉〈3〉)は2万円と1万円超だった。1着は少なく、ラインの前の選手に続いて流れ込むことが多い名脇役。それだけに、点数は絞りやすいだろう。
【狙い目の伏兵3人】
地元期待の星が志田龍星(岐阜・119期)。S級ではまだ優勝はないが、記念では2度準決勝に進出しているように予選はクリアできる。仮に決勝に乗るようなら、中部勢にとっては頼もしい先導役になる。
松本貴治(愛媛・111期)は、今期2班降級も底力があり、師匠の濱田浩司(S2)も走るだけに気合いが入る。予選は1着で。
定期昇級でS級入りした渡邉雅也(静岡・117期)の父で師匠は、静岡のレジェンド・渡邉晴智(A1)。姉の渡邉栞奈も122期のガールズ選手。兄弟子には、いとこの渡邉雄太(S1)がいる。まさに競輪一家の若武者が、本領を発揮するのはこれからだ。
山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
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