事件

ルフィ強殺団が「ヤケクソ仲間割れ」の闇!(2)今村の「不審な電話」で分裂

 かつて、特殊詐欺グループの一員にすぎなかった今村容疑者が、ルフィグループの有力幹部に上り詰めたのは、フィリピン国内の収容所という特殊な環境下だからこそ成立する関係性だったというのだ。

 ところが、一枚岩を誇るルフィ強殺団の「4人組」に亀裂が走ったのは、1月19日に発生した狛江市での強盗殺人事件だった。90歳の大塩衣與さんが在宅中に実行部隊に襲われ暴行の末、殺害されたことで、指示役として「キム」と呼ばれる黒幕の存在が浮上。実行役との連絡に使われた携帯電話の解析により、ビクタン収容所にいる「4人組」の存在が、日本の捜査当局はもとより、マスコミでもクローズアップされた。ところが現地に取材陣が押しかけるようになると、その蜜月関係が一変。今村容疑者と他の3人が明らかに別行動を取るようになったという。この証言を、同じ外国人収容者から聞き出したジャーナリストが続ける。

「今村は狛江の事件が発覚して以降、日本国内の色々な場所に電話をしていたようで、その電話について渡邉は疑心暗鬼になっていき、両者の関係が悪化したようです。そこから4人組は、フィリピン当局の監視下で、今村の行動を渡邉の右腕である藤田がチェックするような状況が続いていたらしい。2月11日にテレビ朝日系の『サタデーステーション』に、出所不明のビクタン収容所内で密談をする渡邉と今村を含む3人が登場する17分の動画が放送されましたが、撮影した人物は今村をルフィグループの首謀者に仕立て上げようとしているのは明らか。動画の中でも今村に『死んだのがまずい』という発言や『俺がルフィだっていうのはやめてよ、フィリピンでも』と、わざとらしい弁明をさせているだけでなく、収容所内の会話で一緒に映っているはずの番頭役である藤田の姿がカットされているのは一目瞭然です」

 捜査当局もすでに「4人組」は分裂状態にあると判断していて、今村容疑者の供述を突破口に、事件の全容解明にこぎつけたい考えだ。

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