芸能

今 陽子「自宅のマンションも母のためにオールバリアフリーに」テリー伊藤対談(4)

テリー 今はお母さんと2人暮らし?

 そうです。

テリー 食事とかどうしてるの?

 作れる時は私が作ったり。ミュージカルに入っちゃうと、そんな時間ないんで、施設に預かってもらうんですけど。いいケアマネージャーさんに巡り合えて、相談すると1週間ぐらいならショートステイさせてくれたりするんですよ。

テリー そんないい施設があるんだ。

 私、そういうお友達がすごく多いんで。それで去年、介護の本(「認知症の母が劇的回復を遂げるまで」)が書けたんですよ。

テリー なるほど。

 表に出ている私みたいな人間が実際にこういうことをしました、こういう失敗をしました、これが辛かったですっていうことを書いたら、ファンの方とか介護で悩んでる方が、とても勇気をもらったとか励まされたとか言ってくれて。

テリー そうだよね。結局みんな初めてのことで何もわからないからね。

 だから自宅のマンションも母のためにオールバリアフリーにしたんです。

テリー わぁ、大変だね。お金もかかるし。

 でも、これから自分も行く道じゃないですか。母は今96歳ですから、100歳までとしたって、あと何年一緒にいられるかわからないし。そしたら次は私の番だから、今からバリアフリーにしとけば楽だし。自分の終活も含めて。

テリー お母さんがいなくなって、1人になったら誰に面倒見てもらうの?

 そういう現実的なことも色々考えて、母のためじゃなくて、自分のために施設とかを探してるんですよ。それでいいところが見つかったら、もうマンション売っちゃって、そこに入ってもいいのかなって。

テリー 入ったらまた「『恋の季節』、歌って」って絶対言われるよ。

 それ、今も母を預かってもらってる施設に言われるんですよ。今まで言ってなかったんですけど、この前「徹子の部屋」に出たらバレちゃって。今、「ピンキーちゃんのお母さんだ」って、母がすごいことになっちゃってるんです。

テリー でもさ、お世話になってるところにそう言われたら歌うしかないね。

 だから、それも含めて、そういう施設とかでコンサートをやれないかなと思ってるんですよ。今度は自分の番だから、今のうちに顔を売っておかないと(笑)。

テリー ああ、いいね。「毎月歌うから入居費用安くしてよ」って。

 施設に入ったら、そこで入居者の方々の音楽の先生みたいなことをやりながら、そこに住まわせてもらえないかって、今ちょっとそんなことも考えてるんですよ。

テリー じゃあ、デビュー55周年を記念して発売された「ピンキーとキラーズ大全」も配らないとね。

 そうですね(笑)。もう長いこと歌手をやってきましたけど、こんなに素晴らしいボックスセットは初めてで、私的にも宝物になって。ぜひ皆さんに聴いてほしいです。

テリー 全124ページのブックレットも豪華だよね。

 1曲1曲の思い出を、私が全部自分で書かせていただきました。あと、私の初のミュージックビデオを収録したDVDもカッコいいので、見ていただきたいですね。

◆テリーからひと言

 相変わらず元気でパワフルで、昔と全然変わってないね。いつまでもみんなの「ピンキー」でいてよ。

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