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Posted on 2023年05月25日 17:57

日本名輪会・山口健治「江戸鷹の目診断」叩き合いも受けて立つ新山の先行力

2023年05月25日 17:57

富山「全プロ記念」◎新山響平/○脇本雄太/▲新田祐大/△松浦悠士/佐藤慎太郎/郡司浩平/古性優作/深谷知広/眞杉匠/嘉永泰斗/山口拳矢/犬伏湧也

 33バンクの電撃戦は、追い込み選手が台頭し、高配当になることがある。

 2日間の短期決戦、富山「全プロ記念」(5月27日【土】~28日【日】)には、SS班を倒そうとする気鋭の機動型が多数、名を連ねている。先行有利な33バンクは残り3周の青板から戦闘開始になり、激戦は必至。波乱の決着があってもおかしくない。

 新山響平が「叩き合いは受けて立つ」とばかりに一歩も引かない。平塚ダービーまで4場所、決勝戦に進出。優勝こそないものの強烈な先行力をファンにアピールした。新山─新田祐大─佐藤慎太郎で並ぶ北日本の3車ライン。先手を取れば、後ろの2人ががっちりガードする。

 まだ体調に不安が残る脇本雄太は、道中の位置取りしだいだろう。盟友の古性優作が後位につけるだけでは8番手。それで何度も勝ってきたが、今回はまくり届かず2着もあるとみた。

 あとは動きが多彩な新田祐と、20年、21年で連覇を成し遂げている松浦悠士の台頭を押さえておきたい。

 熊本の嘉永泰斗が前走の函館記念で2度目の記念優勝を飾った。自在戦は巧み。劣勢の九州勢だが、ここで活躍すれば、今年後半の注目株になる。

 新ダービー王の座に就いた山口拳矢は、ここから真価を問われることになる。父はGPを2度制覇した幸二さん。単騎戦が濃厚も豪快なレースを見てみたい。

【大穴この1車】松谷秀幸(神奈川・96期)。

 平塚ダービー(〈3〉〈5〉〈4〉〈6〉)の初戦で2万円超だったように、堅実な差し脚で高配当を演出している。決まり手にカウントされない3着が多く、3月松山記念(〈3〉〈2〉〈3〉〈4〉)では初日が13万円超、準決勝(1万円超)では有力候補の松浦に先着した。今回はスピードスターがそろうだけに1着からは狙いにくい。2、3着流しで穴党を喜ばせてほしい。

【狙い目の伏兵3人】

 7月から1班に昇班する志田龍星(岐阜・119期)は、中部きっての若手先行。GI初参戦だったダービーは、〈6〉〈4〉着のあとの3走目で落車して欠場となったが、相変わらず動きはいい。ラインができれば早めに仕掛ける。

 33歳の小森貴大(福井・111期)が本格化してきた。4月久留米GIIIで準決勝に乗り、前走のFI西武園で今年2度目の優勝。勢いをかって初戦は1着で狙ってみたい。

 レースの格を問わず、誰にも主導権を譲らない菊池岳仁(長野・117期)は、末が持つかどうかだ。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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