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記事全文を読む→「ふぞろいの林檎たち」山田太一さん逝去!「後悔のない脚本家人生」を見習いたい
小説家で脚本家の山田太一さんが老衰のため、神奈川県川崎市の施設で亡くなっていることが、12月1日にわかった。享年89。
山田さんは早稲田大学を卒業後、松竹に入社した。「二十四の瞳」「楢山節考」といった昭和の名作を監督として手掛けた木下惠介氏に師事。1965年に退社して、フリーの脚本家に転身している。
山田さんが脚本を担当した代表的なテレビドラマとして、1983年の「早春スケッチブック」(フジテレビ系)、「ふぞろいの林檎たち」(TBS系)を挙げる人は多い。しかし「早春スケッチブック」は、小市民の葛藤と挑戦を描き、脚本性に優れているとの評価を得ながら、平均視聴率7.9%(ビデオリサーチ調べ)と低迷した。
「これには裏番組が大きく影響しています」
と振り返るのは、ドラマ評論家である。続けて、
「高視聴率の連発で『金妻ブーム』の社会現象まで巻き起こした『金曜日の妻たちへ』(TBS系)ですよ。この年は他にも、最高視聴率26.8%を記録した、堀ちえみ主演の『スチュワーデス物語』(TBS系)が放送されており、『テーマ性』から『エンタメ性』への転換期となった年かもしれません。その点、『ふぞろいの林檎たち』は、サザンオールスターズの大ヒット曲『いとしのエリー』を主題歌に、中井貴一、時任三郎、手塚理美、石原真理子、柳沢慎吾といった、若者から支持を受ける人気俳優を生み出していきました。1997年放送のパートⅣまで制作されたのは、ご存知の通り。見事にエンタメ性を意識した名作と言えるでしょう」
2017年1月に脳出血を患い、
「もう脚本家として原稿が書ける状態ではありませんが、後悔はしていません。これが僕の限界なんです」
と断筆宣言をしていた山田さん。後悔のない人生を見習いたいものである。
(所ひで/ユーチューブライター)
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