スポーツ

逃げ馬劣勢の「有馬記念」クリスマスイブ決戦を制するのは充実一途の「立ち回り自在馬」

 1年を締めくくる暮れの風物詩、競馬の「第68回G1有馬記念」が12月24日、中山競馬場で行われる。直線が短く、通常ならば逃げ馬が有利のコースなのだが、歴史を解き明かすと、このグランプリでは逃げ馬が劣勢になるケースが多い。ベテラン競馬ライターが推すのは、

「ファン投票1位のイクイノックスが電撃引退、2位のリバティアイランドは休養のため不在。それのため大混戦が予想されています。そんな中、脅威の変貌で進化しているとのが、横山武史騎手とコンビを組むジャスティンパレスです。昨年は7着に沈みましたが、今年は春の天皇賞でG1初制覇して、宝塚記念で3着、秋の天皇賞は2着と充実しています。ファン投票では3位に入り、スピード、スタミナとも申し分なく、立ち回りも自在。仕上がりもよさそうです」

 大手メディアでの予想は様々に割れているが、対抗はどうだろうか。ベテラン競馬ライターが続ける。

「スルーセブンシーズは中山牝馬Sを勝って、6月の宝塚記念ではイクイノックスにクビ差まで迫る2着。前走の凱旋門賞では4着と、力をつけています。海外遠征帰りという点や、2500メートルの距離に対応できるかという不安要素はありますが、期待は高まっています。武豊騎手とのコンビを組む昨年のダービー馬ドウデュースも侮れませんし、今年のダービー馬タスティエーラもハイレベルな戦績で才能が花開き、世代交代を虎視眈々と狙っています」

 クリスマスイブ決戦となる今年の有馬記念は、どんな名勝負が繰り広げられるのか。競馬ファンもそうでない人も、楽しんでもらいたい。

(田中実)

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