芸能

近藤真彦「事務所を辞めるのも勝負だった」/テリー伊藤対談(4)

テリー 2021年にジャニーズ事務所を辞めましたよね。辞めてみて、どうですか。

近藤 やっぱりずっといたところから出るのは恐怖感もありましたし、反面すごく自由になったなっていう。 今の僕にどっちが必要だったかと言えば、自由の方だったなって思います。

テリー 環境を変えると、新しい出会いもあるしね。

近藤 でも、やっぱり節目節目が勝負でしたね。レースを始めたのも、会社を自分で創ったのも、事務所を辞めるのも勝負だったし。

テリー 最近はジャニーズ事務所を出る後輩も多いじゃないですか。

近藤 だから今は、独立していった後輩たちの成長や活躍を見せてもらうのがすごく楽しみだし、残った後輩もこの後どんなふうに頑張っていくのかなっていうのもすごく楽しみだし、今はそういうふうに見させてもらってる感じですね。

テリー マッチは、芸能界とは別にレース界という居場所があるから強いよね。

近藤 ひとつ間違えれば帰る場所じゃなかったんですけどね。たまたま、ちょっと成功したから帰る場所になったんですけど。

テリー でも、今年から「日本レースプロモーション(JRP)」の会長にもなってね。

近藤 「次の時代はお前だ」ということで、中嶋悟さんから引き継いだんですけど、大変な仕事ですね。

テリー だって、最初に聞いた時「ええっ、マッチが会長?」ってビックリしたんだけど、もう来年60歳なんだよね。

近藤 そうなんですよ、7月19日で。それを隠したくないから、「還暦まで走るぞ」っていうテーマで「KANREKI DASH」っていうツアーを9月からやってるんですけど。

テリー 何カ所ぐらいやるの?

近藤 その60歳の誕生日に東京で大きなイベントをやろうと思っていて、それまでに60公演をやる予定なんですけど、さっきマネージャーと話してたら、60公演以上になりそうですね。

テリー すごいなぁ。でも、いいよね。お客さんの前で歌うのは。

近藤 今いちばん楽しいですね。また、同世代の男性のお客さんが増えたんですよ。やっぱり来てくれたお客さんが元気になって帰ってくれるのが僕もうれしいので。それで「来年マッチがここに来たら、また元気をもらいに来る」っていうスタンスでいてもらえたら、それはもうずっと続けていきたい気持ちはありますね。

テリー で、その還暦ツアーとは別に、ヨッちゃんともライブをやるんでしょう?

近藤 そうですね。「MasahikoとYoshio Live Tour2024」っていう。「真彦と一緒っていうタイトルなんだから、義男君も歌いなさい」って言って、何年ぶりかで何曲か歌ってくれる予定です。もちろん、ギターでは出ずっぱりです。

テリー 楽しみだね。ディナーショーとかもやってるの?

近藤 やってます。

テリー ディナーショーって高価じゃない。5万円とか7万円とか。でも、働いてお金を貯めて、そういうのに行くって人生のハリになるんだよね。

近藤 しかもちょっとオシャレして。

テリー そうそう。うちのおふくろも着物を着て、歌舞伎座に三波春夫さんを観に行くのを1年の楽しみにしてた。そういうポジションにいられる人って、何人もいないから。ぜひマッチも続けてください。

近藤 そうですね。だから、幸せというか。これ、キレイごとに聞こえるとイヤなんですけど、本当にいい仕事をさせてもらっていると思いますね。

◆テリーからひと言

 どこかのタイミングで絶対にコンサート見に行かせてもらいますよ。その時は俺に「スニーカーぶる〜す」を歌わせてね(笑)。

ゲスト:近藤真彦(こんどう・まさひこ)1964年、神奈川県生まれ。1979年、「3年B組金八先生」(TBS系)でデビュー。1980年に「スニーカーぶる~す」で歌手デビューして以降は、「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」「ミッドナイト・シャッフル」など数々の作品をヒットさせた。また、1984年からはカーレーサーとしても活動し、2000年にレーシングチーム「KONDO RACING」結成。2023年「日本レースプロモーション(JRP)」の会長に最年少で就任した。2024年1月6日、「Zepp Fukuoka」を皮切りに「MasahikoとYoshio Live Tour2024」スタート。3月23日、31日には日比谷野外音楽堂で「MasahikoとYoshio 野音Live 2024」が開催される。現在、「Masahiko Kondo KANREKI DASH『M5K9』LIVE TOUR 2023-2024」を全国で開催中。還暦バースデーコンサート「日本武道館Thank you veryマッチ-60th Anniversary 2024.7.19」開催決定。

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