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これぞ奇跡の駒だ。藤井聡太八冠が初防衛に臨む、将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯。2月24日に石川県金沢市で開かれるこの5番勝負第2局に、能登半島地震で倒壊した家屋の下から無傷で見つかった将棋の駒が提供される。
北陸地方と将棋の縁は、戦国時代にまで遡る。隣県の福井県一乗谷の朝倉氏遺跡からも将棋の駒が出土しているし、加賀藩の前田家は将棋を賭け事にすることは禁じていたものの、江戸時代、武士にも庶民にも将棋を奨励してきた。
今回、棋王戦に駒と将棋盤を提供する石川県珠洲市の塩井一仁さんは、日本将棋連盟石川県支部連合会理事を務めており、棋王戦のほかにも北陸で開かれるタイトル戦、女流名人戦に最高級品の「盛上駒」を提供してきた。
「盛上駒」とは職人が一度、駒文字を彫ったところに何度も漆を塗り重ね、駒文字が滑らかな漆で盛り上がっているという、駒の中でも最高級品だ。凝っているものでは、漆の上から金箔を蒔いた蒔絵を施してあるものもある。
塩井さんは貴重な盛上駒がオークションやプレゼント企画に出品されると競り落としてきた、盛上駒のコレクターとして、知る人ぞ知る有名人だ。それでいて、少年少女棋士のビッグタイトル「ジュニア竜王戦」にも惜しげもなく、高級品の盛上駒を提供。主催者の記録によれば、子供の手に馴染む駒を数時間かけて選んだそうで、人情がそのまま服を着て歩いている、能登らしい人物だ。
元日に自宅を襲った2回の巨大地震…最初の地震では持ち堪えたが、2度目で自宅は倒壊。妻の紀美子さんは落ちてきた天井の下敷きとなり、亡くなったという。紀美子さんの火葬後、箱に入って無傷だった将棋駒が4組、見つかった。
今年の棋王戦は喪に服すと決めていたが、遺骨を前にして、自分や息子さんの将棋を応援していた紀美子さんを思い出し、提供を決意したという。藤井八冠は言う。
「復興半ばという大変な状況の中で対局を迎えて入れていただけるのは、本当にありがたく思っています。楽しみにしていただいていると思うので、集中して面白い将棋を指せるように、全力を尽くしたいと思います」
開催地と塩井さんの好意に全身全霊で応えることを誓ったのだった。引き分けに終わった第1局以上に、クールな対局になりそうだ。
(那須優子)
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