社会
Posted on 2024年04月22日 05:59

上毛電鉄「800形」新型車両が全線営業開始!「700型」とは違う「ガッカリ&歓喜」ポイントがあった

2024年04月22日 05:59

 群馬県の中央前橋駅(前橋市)と西桐生駅(桐生市)を結ぶ、上毛電気鉄道の新型車両「800形」が、4月2日から全線で営業運転を開始している。2月29日から中央前橋駅と大胡駅(前橋市)の間を走り、運転手の習熟を行ってきたが、ついに上毛線全線での運転である。

 800形は東京メトロ日比谷線で運用されていた「営団地下鉄03系」を改造した車両で、上毛電鉄は3編成6両を購入。今年から2026年まで毎年1編成ずつ導入される。現在、運用されている700型は、3編成が廃車になる予定だ。

 25年ぶりとなる新型車両の導入だが、利用者は大喜びとはいかないようだ。鉄道ライターがそのワケを説明する。

「700型は京王電鉄の3000系車両を改造した車両です。新しいものでも製造から30年以上が経って老朽化が目立つようになり、置き換えが検討されました。当初は新型車両を製造する計画でしたが、予算の都合で営団地下鉄03系になった。利用者にしてみれば、新型車両のはずがお古になってガッカリ、といったところです」

 それでも700型と比べると、大きく進化している。省エネ装備を搭載し、700型よりも消費電力が30%ほど減ったのだ。利用者に直接関係する部分では、運賃表示が液晶になり、見やすくなった。また安全性を守るため、車内には防犯カメラが設置された。何よりも嬉しいのが、ボタン開閉式になったドアなのだと、先の鉄道ライターは言う。

「上毛線は赤城山の麓を東西に走る路線なので、冬は赤城山から吹き下ろしてくる乾燥して冷たく強い『赤城おろし』をモロに受けます。駅に停車時、ドアが開くと赤城おろしが車内に入ってきて、震え上がるほど寒いんです。それが軽減するだけでも、ありがたい」

 800形と700型の違いを体感するべく、ぜひ上毛電鉄を利用してほしい。

(海野久泰)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク