スポーツ
Posted on 2024年06月25日 17:58

「1割打者だらけ」激貧打の西武が「松原聖弥」巨人から緊急トレードの「わかりにくい狙い」

2024年06月25日 17:58

 西武ライオンズ・若林楽人と巨人・松原聖弥の交換トレードが成立した。その前日、6月23日の西武のスタメン表を見てみると、打率1割台の打者が3人もいた。西武関係者によれば、今回のトレードは渡辺久信GM兼監督代行の要望によるもの。松原の即スタメン起用は、かなりの確率で実現しそうだ。

「松原、若林のどちらもリードオフマン・タイプ。松原の方がやや長打力があると評価する人がいれば、若林の身体能力の高さを挙げる声も聞かれました」(スポーツ紙記者)

 つまり、プレースタイルが近い選手同士のトレードであって、激貧打にあえぐ西武側の狙いがよく分からないというわけだ。

 そもそも西武には若林のような、出塁したらうるさそうな選手が多い。この「同じタイプの選手ばかり」な点に、今季低迷の一因があったのだが、それには松井稼頭央監督の影響が大きかったという。球団関係者が明かす。

「西武フロントは松井監督を呼び戻した2018年シーズンから『将来の1軍指揮官候補』と捉えていました。その松井監督が『機動力の野球をやりたい』と言っていたので、来るべき1軍監督就任に向けて、走れる選手をドラフトで集めてきたんです」

 明確なビジョンを持って、ドラフト戦略を立てたというのだ。だがその結果、長打力のある選手が極端に少なくなってしまった。松井体制での大敗は結果論にすぎないが、「機動力一色」となって得点力不足に陥ったことについては、編成トップの渡辺GMが責任を取らなければならない。それが今回の監督代行兼務だった。

 チーム再建の参考になるのは、ヤクルトだ。2017年に96敗し、ブッちぎりの最下位に沈んだ。その後、小川淳司監督を挟み、現在の高津臣吾監督で2連覇を果たしている。

「外国人選手が活躍すれば、その間、若手の育成に着手できます」(前出・スポーツ紙記者)

 当時の小川氏も渡辺監督代行と同じく、編成トップだった。外国人選手が活躍してくれたから、村上宗隆をスタメンで起用することができた。

 西武は今後、ドラフト指名の選択基準を変えるはずだが、まずは松原が活躍しなければ、この重苦しい雰囲気は変わらないだろう。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク