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Posted on 2024年07月25日 05:58

レジェンドOBなのになぜ!ド低迷の川崎フロンターレ「中村憲剛」新監督案をサポーターが拒絶

2024年07月25日 05:58

 2017年シーズンからJ1優勝4回、2位1回の圧倒的な成績を残してきた「常勝軍団」の川崎フロンターレが大苦戦している。

 夏の中断期間に入ったJリーグで、現在、まさかの14位(6勝8敗10分)とド低迷。優勝争いから早々に脱落しただけではなく、19位のサガン鳥栖との勝ち点差は5しか開いていない。おもいっきりJ2降格争いに巻き込まれているのだ。

 シーズンオフには、サイドバックの両翼を担った登里享兵と山根視来が移籍。その穴埋めに、日本代表に選ばれた三浦颯太とオランダリーグを主戦場にしていたファンウェルメスケルケン際を獲得している。

 エースのFWレアンドロ・ダミアンが契約満了で退団した代わりには、ブラジルの名門サンパウロFCから「怪物」の呼び声が高いエリソンが加入し、補強戦略は順調なはず、だった。

 しかし、フタを開けると「ふがいないにも程がある」結果しか出ていない。スポーツ紙記者はこう振り返る。

「ようやくファンウェルメスケルケンが先発出場するようになってきましたが、期待の新戦力はレギュラー出場さえ難しく、計算外でした。中盤でパスを回すことはできるのですが、CFの軸が決まらず、アイデア不足や攻撃のバリエーションの少なさを露呈。一方、守備陣もチグハグした印象は拭えず、統率が取れずにあっさりと失点することが多すぎました。開幕前のキャンプ中に鬼木達監督は状況に応じて、自主的な判断をするように取り組んできましたが、『黄金期』のチームならいざ知らず、主力選手が抜けた『変革期』には、なかなか浸透させるのは難しかったとしか言えません」

 同じく低迷中だが、中断明けの巻き返しに向けて、川崎より順位が上の11位の横浜F・マリノスは、今シーズンから指揮を執っていたハリー・キューウェル監督に早々に見切りをつけ、解任している。

 それだけに「常勝軍団」を作り上げた就任8年目を迎える鬼木監督も例外ではなく、解任論がささやかれているのだ。

 その中で〝救世主〟として名前が浮上しているのが、元日本代表MFで川崎のレジェンドでもある中村憲剛氏だ。

「現役引退後、指導者の道を目指している中村氏は、日本代表のアンダーカテゴリーの『ロールモデルコーチ』(模範的存在)を任され、アドバイスを送っていました。7月18日にはS級ライセンスを取得し、今後は日本代表やJクラブで監督を務めることができるようになったのです」(Jリーグ関係者)

 渡りに船とは、まさにこのことか。降格争いの大ピンチに陥っている中、中村氏が新指揮官に就任すれば、選手たちに新たな刺激が注入されることは間違いない。息を吹き返すきっかけになるかもしれない…誰もがそう考えるはずだが、実はサポーターからは「中村新監督」に対して反対論が根強いというのだ。前出のスポーツ紙記者が、意外な理由を説明する。

「ひと言でいえば、中村氏への愛情です。シーズン途中でガタガタのチームを立て直すのは、どんな名将でも難しいのが世の常。いくらクラブの事情を知り尽くした中村氏とはいえ、もしも再建に失敗すれば解任はさけられず、その経歴にいきなり傷がついてしまう。任せるなら新シーズンからチーム作りをさせてあげたいと希望する声が圧倒的に多いようです。それにいくら今季が不調とはいえ、サポーターの鬼木監督への信頼は揺らいではいません。まずは、立て直しに全力を注いでほしいというのが本音のようです」

 過去に緊急登板した有名OB監督といえば、元日本代表の名波浩氏(現、日本代表コーチ)が浮かぶ。2014年のシーズン途中から古巣のジュビロ磐田で指揮を執り、就任2年目でJ1復帰に貢献している。

 だが、その後は結果が出なければサポーターから容赦ない大ブーイングを浴び、19年シーズンの途中には、最下位に転落した責任を取って、追われるように辞任した。

 今のところ、夏の移籍市場で川崎が補強に動いたニュースはなく、このまま鬼木マジックの発動に期待するのか。それとも、サプライズでレジェンドに白羽の矢を立てるのか。正念場を迎えた川崎の決断が注目される。

(風吹啓太)

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