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記事全文を読む→「単勝万馬券」の宝庫は減量騎手!「万券率」がすごすぎる石田拓郎・和田陽希の急上昇ぶり
デビュー3年目の石田拓郎騎手が、12月13日の中山6R・新馬戦(ダート1800メートル)で、最低人気のタイセイエムロードに騎乗すると、2番手から直線で抜け出し、単勝2万570円の万馬券を演出した。
石田は昨年も2度、単勝万馬券を出している。1度目が6月9日、東京1Rのカーリングホリデー(単勝1万8150円)で、2度目が6月29日の福島2R、ウェルキン(単勝2万1770円)だ。通算21勝だから、7回に1回の割合で単勝万馬券を出していることになる。
ちなみに石田は騎乗馬に恵まれず、初勝利に1年以上を要した。これまで2023年0勝、2024年7勝、そして今年14勝。この数字から分かるように、着実にステップアップしている。
今年6月にエージェントを変更し、騎乗馬の質は以前より明らかに上がっている。これは要注意だ。
今年デビューした和田陽希も、単勝万馬券をすでに2回、出している。1度目が5月31日、京都4Rのダンツアトム(単勝1万3760円)、2度目は8月13日の札幌6Rスタードメイソン(単勝1万830円)だった。通算10勝だから、5回に1回は単勝万馬券を出している計算になる。これは凄い。
エージェントは父・和田竜二と同じであり、今後は調教師に転身する父の分もカバーするようになるだろう。来年は大きく飛躍するに違いない。
女性騎手に目を向ければ、永島まなみがこれまで単勝万馬券を3回、出している。1度目が2021年10月31日の阪神5Rジャマン(単勝1万1340円)、2度目が2022年5月15日の中京1Rガレットジョーカー(単勝1万7370円)、そして3度目が2024年3月3日の小倉1Rラブカムーン(単勝1万1560円)だ。後方から差し切ったラブカムーン以外は、逃げて勝ったもの。最近は溌溂とした騎乗がほとんど見られないが、このままで終わるはずはない。穴党はマークしておくべきだろう。
ライバルの今村聖奈は5月25日、新潟6Rのトラストモアリズム(単勝1万690円)で直線一気を決めた。これが自身初めてとなる単勝万馬券で、本人もビックリ。そして嬉しさは格別だった。というのも、4月から始めた美浦短期留学の成果を出せたからだ。
この頃から自信を取り戻し、彼女らしさが見られるようになってきた。近いうちに再び万馬券を演出することだろう。
というわけで、万馬券をゲットしたいのならば、若手の減量騎手を狙うべし。トライして一度はダメでも、100円でいいから追い続けたい。
では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)
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