スポーツ
Posted on 2025年12月19日 18:00

「単勝万馬券」の宝庫は減量騎手!「万券率」がすごすぎる石田拓郎・和田陽希の急上昇ぶり

2025年12月19日 18:00

 デビュー3年目の石田拓郎騎手が、12月13日の中山6R・新馬戦(ダート1800メートル)で、最低人気のタイセイエムロードに騎乗すると、2番手から直線で抜け出し、単勝2万570円の万馬券を演出した。
 石田は昨年も2度、単勝万馬券を出している。1度目が6月9日、東京1Rのカーリングホリデー(単勝1万8150円)で、2度目が6月29日の福島2R、ウェルキン(単勝2万1770円)だ。通算21勝だから、7回に1回の割合で単勝万馬券を出していることになる。

 ちなみに石田は騎乗馬に恵まれず、初勝利に1年以上を要した。これまで2023年0勝、2024年7勝、そして今年14勝。この数字から分かるように、着実にステップアップしている。
 今年6月にエージェントを変更し、騎乗馬の質は以前より明らかに上がっている。これは要注意だ。

 今年デビューした和田陽希も、単勝万馬券をすでに2回、出している。1度目が5月31日、京都4Rのダンツアトム(単勝1万3760円)、2度目は8月13日の札幌6Rスタードメイソン(単勝1万830円)だった。通算10勝だから、5回に1回は単勝万馬券を出している計算になる。これは凄い。
 エージェントは父・和田竜二と同じであり、今後は調教師に転身する父の分もカバーするようになるだろう。来年は大きく飛躍するに違いない。

 女性騎手に目を向ければ、永島まなみがこれまで単勝万馬券を3回、出している。1度目が2021年10月31日の阪神5Rジャマン(単勝1万1340円)、2度目が2022年5月15日の中京1Rガレットジョーカー(単勝1万7370円)、そして3度目が2024年3月3日の小倉1Rラブカムーン(単勝1万1560円)だ。後方から差し切ったラブカムーン以外は、逃げて勝ったもの。最近は溌溂とした騎乗がほとんど見られないが、このままで終わるはずはない。穴党はマークしておくべきだろう。

 ライバルの今村聖奈は5月25日、新潟6Rのトラストモアリズム(単勝1万690円)で直線一気を決めた。これが自身初めてとなる単勝万馬券で、本人もビックリ。そして嬉しさは格別だった。というのも、4月から始めた美浦短期留学の成果を出せたからだ。
 この頃から自信を取り戻し、彼女らしさが見られるようになってきた。近いうちに再び万馬券を演出することだろう。

 というわけで、万馬券をゲットしたいのならば、若手の減量騎手を狙うべし。トライして一度はダメでも、100円でいいから追い続けたい。
 では、グッドラック!

(兜志郎/競馬ライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/12/16発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク