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記事全文を読む→「箱根駅伝」もうひとつの大バトル!どのシューズが速かったのか…青山学院大「シン・山の神」が履いたのは「アディダス市販品」
今年の第102回箱根駅伝は、青山学院大学の圧倒的な総合優勝、2回目の3連覇で幕を閉じた。往路・復路ともに新記録を更新し、10時間37分34秒という大会新で9度目の頂点に。その強さが改めて際立つ一方で、今年はもうひとつ、選手たちの「足元」に大きな変化が見られた。
出場選手が着用するシューズのブランドで、最多はアディダスの74人。63人のアシックスを抑え、2年連続でトップに立った。青学や國學院大とのパートナーシップを追い風に、箱根駅伝におけるアディダスの存在感は年々、強まっている。
そのアディダス勢の中でとりわけ異彩を放ったのは、青学の「シン・山の神」黒田朝日が履いていた「アディゼロ タクミ セン11」だ。山登りの5区で区間新記録をマークし、チームの往路新記録に大きく貢献。その勝負の舞台で黒田が選んだのは、いわゆる超厚底ではなく、スピードと接地感を重視したシューズだった。
これは「アディゼロ」シリーズの中でも軽量性と反発力、そして路面をとらえる操作性を重視したレーシングモデルだ。カーブやアップダウンが多い箱根のコースでは極端に反発の強い厚底よりも、安定感とコントロール性を優先する選手が少なくない。黒田の走りは、その選択がコース特性に合っていたことをはっきりと示した。
しかも一般に販売されているモデルであり、競技者専用の特別仕様ではなく、市民ランナーも同じものを手にできる。その市販モデルを着用し、箱根という大舞台で区間新をマークしたことが、多くのランナーの関心を引き寄せた。
箱根駅伝終了後には「タクミ セン11」の在庫や流通に変化が出ている。アディダスの公式サイトではサイズによって品切れが見られ、フリマアプリなどの二次流通でも取り引きが増加。「箱根で結果を出したランニングシューズ」というイメージが、にわかに需要を押し上げているのだ。
今年の箱根駅伝で浮かび上がったのは、アディダスとアシックスが上位を分け合う「二強」の構図と、そこにナイキやプーマが割って入る勢力図だ。國學院大の青木瑠郁はプーマの「ディヴィエイト ニトロ エリート 3」で1区の区間新をマークし、城西大のヴィクター・キムタイは「ファストR ニトロ エリート 3」で2区を5人抜きの快走。要所で結果を残したことで、プーマの存在感も強く印象づけられる大会となった。
選手の好走が商品の評価や売れ行きに影響しやすいだけに、各ブランドにとって箱根駅伝の結果は無視できないものとなっている。どのメーカーのシューズが結果を残したかは、そのまま次のシーズンの勢力図にもつながっていく。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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