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記事全文を読む→青山学院3連覇「箱根駅伝」に札束が乱れ飛ぶ驚くべき舞台裏!常連校監督「スゴイ年俸」と「独占グッズ」青田買い選手が突き付ける「条件」
今年で102回目を迎えた東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、全10区間・総距離217.1キロ)は、青山学院大学が総合優勝し、3連覇を果たした。正月の国民的行事となった箱根駅伝だが、その舞台裏は札束が乱れ飛ぶ、一大スポーツ興行の様相を呈している。
「大会を主催運営する関東学生陸上競技連盟が一昨年の4月に、一般社団法人化しました。昨年度の貸借対照表を見ると、約9億5300万円もの正味財産があります。アマチュアの陸上連盟なのに、ですよ」(箱根駅伝を知るスポーツジャーナリスト)
今や強豪大学ばかりではなく、出場常連校のほとんどの監督はプロ契約。スポーツジャーナリストが続けて、驚きの内情を明かす。
「年俸3000万円から5000万円という、破格の報酬をもらっています。その多くの監督は自らの講演で、全国ツアーも組める。他競技では考えられない収入ですよ」
正月の2日間、地上波での生中継がとにかく大きい。
「出場ランナーの青田買いは今や、中学生世代からが常識です。2021年からはランナーのユニフォームに広告を入れることが認められました。駅伝とは全く無関係な業種からのスポンサーからも、契約したいと順番待ちの状態。数千万円の単位でギャラを出す企業もあります」(スポーツ紙記者)
スポーツ興行として大きく舵を切ったのは、1987年に日本テレビが生中継を始めたことがきっかけだった。1990年代から視聴率は毎年20%以上を叩き出し、年末の「NHK紅白歌合戦」に匹敵するキーラーコンテンツとなった。
日本テレビとは複数年、数十億円という放映権契約を結び、他局が入り込む余地がなく、無条件で更新。「箱根駅伝」という俗称は、読売新聞東京本社が登録商標を持っている。レースの発着は読売新聞の東京本社前(大手町)で、沿道には毎年100万人以上の観戦者が声援を送り、「箱根駅伝」という文言が入ったグッズを読売新聞が独占する。
飲食の屋台はもちろん、弁当なども勝手に売ることはできない。箱根駅伝は読売グループの興行でもあるのだ。
出場校が関東地区に限られている箱根駅伝で、下剋上はまず起きない。大学陸上競技指導者が嘆息する。
「その理由は、有力ランナーの青田買いにあります。ウチの大学ではできません。ある選手をスカウトに行った際には『就職まで斡旋しれくれなきゃ、おたくにはいけません』と、学生本人から言われました」
この指導者の大学は、今も箱根駅伝に出場する古豪ではあるが、常連校ではない。続けて言うには、
「強豪校はホテルなどで壮行会をやりますが、ウチはファミレスですから」
今年も箱根駅伝はシンプルに「感動をありがとう」だけでは片づけられないのである。
(小田龍司)
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