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記事全文を読む→えっ、取り直し!? 横綱・大の里は軍配も見ず諦めたのに…宇良が「2回はさすがに勝てない」とボヤく「明らかなスロー映像」を見た「疑惑の親方」
大相撲初場所3日目(1月13日)は大荒れだった。横綱・大の里(二所ノ関)と前頭2枚目・宇良(木瀬)の一番は取り直しの末、大の里が勝って3連勝となったが、一夜明けてもこの取り組みが波紋を広げ続けている。
最初の一番では大の里が「自分の中では『負け』だ」と敗戦を確信して、行司の軍配すら見なかった。宇良に右脚をとられ、倒れながら完全に両手が土俵についていたからだ。宇良は背中から倒れ込んだが、大の里の手がつくのが一瞬、速かったように思えた。
取り直しの一番は、大の里の圧勝に終わっている。
「宇良は『2回はさすがに勝てない』とコメントしています。東西の花道では担当アナウンサーが力士にコメントをとるのですが、そこで話したそうです」(相撲担当記者)
日本のスポーツ界では、相撲がいち早くビデオ判定を導入している。1969年(昭和44年)春場所2日目、横綱・大鵬の45連勝が止まった。立行司・式守伊之助の軍配は大鵬に上がったが、審判団から物言いがつけられて、行司差し違え。
その夜のNHKテレビではスロー映像が流れ、翌日の新聞各紙には大鵬が土俵を割る前に対戦相手の戸田の足が完全に土俵の外に出ていた写真が報じられた。
相撲協会は当初、ビデオ判定を導入しないと言い切った。
「大鵬の連勝がストップした後も微妙な判定が続き、多くの抗議が相撲協会に寄せられたことで、世論に押されて仕方なく導入したのです」(前出・相撲担当記者)
物言いがついた場合、ビデオ室で複数の担当親方が、放映権を持つNHKが撮影しているスロー映像を確認して審判団に伝える。この一番は大の里の師匠である二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が担当審判として審議を行い、高田川審判長(元関脇・安芸乃島)も同じ一門の親方。疑惑とツッコミどころ満載である。
なお、日本相撲協会の公式YouTube動画を確認してスロー再生してみると、宇良が背中から倒れるより先に、明らかに大の里の手が早く土俵についていた。いったい何を審議したのか。
サッカーJリーグでは2020年から、微妙な判定にはビデオ判定を導入しているが、
「観客にもその映像を見せるなど毎シーズン、そのルールをリニューアルしている」(サッカー担当記者)
大の里VS宇良の一番は「世紀の誤審」という見出しこそつかなかったが、国技だと胸張る大相撲では、今後もモヤモヤ判定が続いていくことになる。
(小田龍司)
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