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記事全文を読む→大相撲初場所「観客マナー違反」がヒドすぎる!「相撲競技契約約款」に書かれた「禁止事項」が次々と…
連日の熱戦で盛り上がりを見せる大相撲初場所(両国国技館)でやっかいな問題が立て続けに発生し、角界関係者が眉をひそめている。本場所に訪れるファンの観戦マナー問題だ。
長年、大相撲を取材をしてきたベテラン相撲記者が言う。
「大相撲は伝統美を求める側面もあるので、プロ野球のように笛や太鼓といった鳴り物を使った応援は当然、ダメですが、実は観戦時のマナーや禁止行為が定められた『相撲競技契約約款』というものがあるんです。今場所はそれに抵触する行為が目立っています」
その「相撲競技契約約款」によれば、例えば以下のような禁止事項が定められている。
「相撲場内外でみだりに気勢を上げ騒音を出す行為」
「相撲競技の円滑な進行または他の観客の観戦を妨げまたは妨げる虞(おそれ)のある行為」
「観客を組織化しまたは観客の応援を統率して行われる集団による応援」
ところが3日目(1月13日)の結びの一番、横綱・豊昇龍VS西前頭筆頭・義ノ富士戦では、熱戦の末に義ノ富士が寄り切りで豊昇龍を破り、初金星を挙げた。この相撲に場内は大きな観戦に包まれたが、一部の観客が土俵に向かって座布団を投げる行為に及び、取り組み直後から「危険ですから、座布団を投げないようにお願いします」という場内アナウンスが再三、流れる事態となった。横綱が破れて座布団が舞う光景は、昔からよく見られるものだといえばそれまでだが…。
さらに前日の2日目に行われた大関・安青錦VS義ノ富士戦でも、土俵際まで追い込まれた安青錦が首投げで義ノ富士を裏返したが、これに物言いがついた。その直後、なんと場内では手拍子と同時に取り直しを求める「もう一番、もう一番!」コールが響いたのだ。
前出のベテラン相撲記者も驚きを隠さない。
「長いこと相撲を取材をしてきましたが、手拍子とコールなんて聞いたことがない。これが容認されるようになったら、どんどんエスカレートすることは間違いない」
さらにある親方も、
「声援は力士たちの力になるが、あまり過度な応援はまずいと思う」
かつて横綱・白鵬は2017年の九州場所における優勝インタビュー直後、
場内のファンを巻き込み、万歳三唱して厳重注意処分を受けた。さらに2019年の春場所では観客と三本締めを敢行してけん責処分が課されている。
角界は慣例破りを嫌う世界。このまま観戦マナー違反が続けば「相撲競技契約約款」が見直されることになりかねない。
「大相撲を愛するなら、節度を持った応援をするべき。盛り上がりに水を差すのはやめてもらいたい」(前出・ベテラン相撲記者)
著しいマナー違反には「罰則」をつける、というのはやりすぎか――。
(阿部勝彦)
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