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記事全文を読む→【殺傷事件】家賃滞納⇒立ち退き拒否⇒強制執行で抵抗されて…執行官が告白する「殺してやる!」罵倒に「殴打・牛刀切りつけ」戦慄被害
東京都杉並区の賃貸アパートで、家賃滞納による立ち退きの強制執行のために訪れた裁判所の執行官の男性ら2人が強制執行を受ける男に包丁で刺され、うち1人が死亡した事件は、日本中に大きな衝撃を与えた。司法統計によると、2024年における不動産の引き渡し等の強制執行の件数は約3万8000件で、1日あたり104件の計算になる。
ちなみに執行官はいずれも地方裁判所の職員が務める。ただし、執行官採用選考試験に合格しなければならず、受験資格は国家、および地方公務員(一部除く)や金融機関の職員、弁護士に司法書士、不動産鑑定士など、法律に関する実務経験が通算10年以上あることが条件だ。
かつて執行官をしていたという男性(70代)に話を聞いたことがあるが、こんな話をしてくれた。
「現役だった頃、日常茶飯事というほどではないが『殺してやる』と脅されこと、殴られる等の直接的な被害を受けたことがあります」
1992年、名古屋市内の市営住宅で、立ち退きに応じない住民に対する強制執行で、執行官が牛刀で切られる事件が発生。2001年には今回と同じような住宅の明け渡しの際に、執行官1人が日本刀で斬りつけられて亡くなっている。
「今回は2人が死傷したことで大きく報じられましたが、ニュースとして取り上げられなくても、殴られた、または小突かれた等の危害を受けたトラブルは非常に多いですね」(全国紙社会部記者)
特に不動産の明け渡しの場合、それが自分が住んでいる家であれば相当に追い詰められている状況であることは、容易に想像がつく。しかも執行官は、住む場所を失った者に対するフォローなど、業務の管轄外。ゆえに絶望して「無敵の人」と化し、自暴自棄になるケースがあとを絶たない。杉並区で起きた今回の事件は、その典型ではないか。
強制執行には警察が立ち会う場合もあるが、今回はそうではなかった。こうした事件が二度と起きないよう、執行官の安全を保障するための枠組みを考え直してみる必要がある。
(トシタカマサ)
アサ芸チョイス
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