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記事全文を読む→【スプリングSの盲点】「父=二刀流の鬼、母父=ダービー馬」川崎から殴り込み「怪物候補」は中山の急坂で急覚醒するか
3月15日に行われるGⅡ・スプリングステークス(中山・芝1800メートル、3歳)は超人気薄が予想される、地方競馬からのチャレンジャーを分析してみたい。
JRAクラシック三冠レースの初戦を飾る、GⅠ・皐月賞(4月19日、中山・芝2000メートル、3歳)への優先出走権(3着以内)を獲得すべく、南関東の川崎競馬から殴り込みをかけてきたロードレイジング(加藤誠一厩舎)だ。
ロードレイジングはデビュー戦から破竹の3連勝をケロリとやってのけ、一時は「南関競馬の怪物候補」といわれた素質馬である。
その後はやや頭打ちの競走成績が続いているが、2戦目の準重賞オープン・初陣賞(川崎・ダート1400メートル)では、スタートで全く行き脚がつかず、後方2番手からの追走となりながらも、3コーナーから大マクリ。2着馬に4馬身差をつけて圧勝した。
続く重賞・ルーキーズサマーカップ(浦和・ダート1400メートル)でも、2着馬に3馬身差をつける快勝劇を演じ、鞍上の笹川翼をして、次のように言わしめている。
「心肺機能やレースセンスの良さは、間違いなく2歳トップクラスです」
実は3月8日のGⅡ・弥生賞(中山・芝2000メートル、3歳)にも、川崎競馬所属のコスモギガンティアが殴り込みをかけている。結果は6着に終わったが、1着馬との着差はわずか0.4秒。
コスモギガンティアは南関競馬での重賞勝ちがなく、実績ではロードレイジングが上位という事実がある。加えて、ロードレイジングはやや頭打ちと評される近走の重賞でも5着⇒3着⇒4着と健闘しており、スプリングSでコスモギガンティアを凌ぐ結果を残す可能性は大いにあろう。
初芝となる芝適性については正直言って、走ってみなければわからない。ただ、父モズアスコットは芝とダートのGⅠ戦線で大活躍した「二刀流の鬼」で、母父のネオユニヴァースは芝の中距離戦線で活躍した「ダービー馬」である。
さらに母系にはサドラーズウェルズの血が入っており、スタミナは十分(ちなみに前走は大井・ダート1800メートル)。血統背景を考えれば、最後の直線に心臓破りの急坂がある中山の芝1800メートルで覚醒する素地はあるのではないか。
過去を遡れば「大井競馬の怪物」と言われたハイセイコーが1973年の弥生賞とスプリングSを連勝して一躍、国民的スターホースとしての名声を手にしている。はたして第2のハイセイコーは誕生するのか。興味の尽きない一戦である。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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