社会
Posted on 2026年03月26日 07:30

動画生成AI「Sora」あっけなくサービス終了!「OpenAI」が白旗を揚げた「資金枯渇予測」と「ニセ動画と投資詐欺の代償」

2026年03月26日 07:30

 世界に衝撃を与えた「魔法のツール」が、あっけなく幕を下ろす。
 米OpenAIは3月24日、自社が展開する動画生成AI「Sora」の提供を終了すると発表した。
 Soraはテキストの指示から最長1分の高精細な動画を生成できるAIとして、2024年に登場。昨秋には第2世代「Sora 2」と一般向けスマホアプリをリリースしたが、リアルすぎる生成能力ゆえに、社会への悪影響が指摘されていた。

 ITジャーナリストが振り返る。
「特に被害が甚大だったのは、日本のアニメやキャラクターに関する権利侵害です。Sora2の登場直後には『ドラゴンボール』や『ポケットモンスター』などのニセ動画が大量に作成され、日本政府が異例の抗議に動きました。その後、一定の規制はかけられましたが、今度は著名人のディープフェイク動画が投資詐欺に悪用されるなど、社会問題化しました」

 ではなぜ、突如としてサービス終了に追い込まれたのか。ITジャーナリストが続けて解説する。
「背景にあるのは、OpenAIの『2027年の半ばにも資金が枯渇する可能性がある』と指摘されている厳しい懐事情と『コストに見合わない』というSoraの実情です。動画生成AIは、テキスト生成AIの何千倍もの莫大な計算資源を消費する一方で、一般層向けの月額課金だけでは利益を上げられなかった。さらには、世界中の企業から一斉に巨額の著作権侵害訴訟を起こされるリスクが、限界に達していました」

 切迫した状況を裏付けるように、3月19日に同社の幹部は「余計なことに気を取られないようにすることが重要」と意味深なメッセージをXに綴っていた。
「AI業界の収益源は現在、企業向けの業務効率化サービスやプログラミング支援へと、完全にシフトしています。同社としては、訴訟リスクばかりが大きくて儲からない『一般向けの動画オモチャ』からは早々に撤退して、堅実な儲け口と目される分野に全振りする決断を下したということでしょう」(前出・ITジャーナリスト)
「強制退場」さながらのサービス終了なのだった。

(川瀬大輔)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク