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記事全文を読む→中日・根尾昂「投手転向5年目でプロ初勝利」の影でドラ1新人投手・中西聖輝の悲劇
4月8日のDeNA戦。それは延長10回のリリーフ登板ではあったものの、ようやくプロ8年目での初勝利だった。中日・根尾昂が投手に専念して、5年目で摑んだ白星である。根尾を祝福する声は多く聞かれたが、心配なのは「チームの悪い流れ」だ。
この日の先発は、ドラフト1位ルーキーの中西聖輝。5回2失点で勝ち投手の権利を持って、後続にマウンドを託したのだが、8回に中継ぎ陣が同点に追いつかれてしまう。
前日7日に先発登板した金丸夢斗は、5回4失点と数字上ではイマイチだったが、4回までは走者を背負いながらも要所を抑えるピッチングで、決して内容は悪くなかった。
金丸に関して言えば、ルーキーイヤーだった昨年、10回目の先発マウンドでやっと初勝利を手にしている。
ドラフト1位ルーキーが好投しても報われないのは、気の毒な限り。中西も初勝利まで苦労させられそうだが、先発登板の前日、東都大学野球一部リーグの「選手取材エリア」で、彼の名前が出ていたのだ。
「中西の母校・青山学院大学が白星スタートを切りました。今季リーグで優勝すれば、史上初の7連覇です」(アマチュア野球担当記者)
記録上は「内野安打」でも実質的にはDeNAの守備が…
その青学大の初陣を任されたのが、中西からエースの座を引き継いだ鈴木泰成。8回2失点で勝利投手となったが、安藤寧則監督から出たのは、
「中西のような負けない投手に。そして鈴木にしかできない、相手を圧倒するようなピッチングを」
中西は試合中に味方野手に声をかける、チャプテンシーのある投手でした}(前出・アマチュア野球担当記者)
鈴木にも「絶対的エース」だった中西に関する質問が飛んだ。母校が勝って、中西がプロ初勝利となれば「最高の絵柄」となるところだったが…。
スポーツ紙デスクが言う。
「根尾が初勝利を挙げたDeNA戦は延長11回、一死一・三塁の場面で4番の細川成也が申告敬遠され、5番のボスラーが決めました。記録上は内野安打でしたが、DeNAの守備の乱れで2点が入ったようなもの」
やはり打線が爆発しなければ、チームの雰囲気は変わらない。
ちなみにこの日の勝利で中日とDeNAはともに3勝8敗、勝率2割7分3厘で最下位に並んだ。「プロ初勝利」以外の話題で盛り上がるようにしなければ、下位争いは終わらないだろう。
(飯山満/スポーツライター)
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