政治
Posted on 2026年04月07日 13:30

「アタマのおかしいろくでなしども」「イラン人は動物」正気の沙汰ではない卑俗語連発のトランプに米議会重鎮が「狂人のようだ」

2026年04月07日 13:30

〈イランがアメリカの要求に応じず、ホルムズ海峡の封鎖を続けようとするなら、米軍はイランの発電所と橋を徹底的に破壊する〉

 イランに対してアメリカ東部時間の4月7日午後8時(日本時間4月8日午前9時)を刻限とする「最後通牒」を突き付けたトランプ大統領は4月5日(現地時間)、公式SNSで聞くに堪えない「卑俗語」を交えながら、次のように畳みかけた。
〈アタマのおかしいろくでなしども。海峡を開けろ。さもければ地獄を見ることになる〉
 さらには投稿の最後を〈アッラーに称賛あれ〉と締めくくって、イランに対する宗教的侮辱までかぶせたのである。

 いや、これだけではない。翌4月6日には「イランの発電所への攻撃は戦争犯罪ではないか」との記者の問いに、次のように言い放ったのである。
「ヤツら(イランの革命政権)は4万5000人もの民衆を殺した。否、それ以上、6万人に上るかもしれない反体制派を殺害した。ヤツらはアニマル(動物)だ!」
 要するに「ヤツらは動物だから殺してもかまわない」という理屈である。

「大統領は正常な状態ではない」職務遂行不可能で副大統領が権限を引き継ぐ

 これら正気の沙汰とは思えない卑俗語連発を受け、アメリカ議会内からは「トランプは大統領としての当事者能力を失いつつある」との声が上がり始めている。
 例えば民主党のチャック・シューマー上院院内総務は「大統領はSNSで狂人のように振る舞っている」と指摘。同じく民主党のクリス・マーフィー上院議員も「大統領は正常な状態ではない」と、重大な懸念を表明しているのだ。

 実はアメリカの修正憲法第25条には「大統領が職務遂行不可能と判断された場合、副大統領が大統領権限を引き継ぐことができる」との定めがある。この第25条項が実際に発動されたことは過去に一度もないが、上院院内総務や上院議員らが口にした重大な懸念は、同条項の発動を念頭に置いた上でのものだとされる。

 核攻撃能力を含め、世界最強の軍隊を指揮するアメリカ大統領から、正気と当事者能力が消える。想像するだに恐ろしい悪夢ではないか。

(石森巌/ジャーナリスト)

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