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記事全文を読む→神奈川県警「デタラメ不正検挙」のツケ!白バイ隊OBがボヤく「春の交通安全運動」スピード違反の取り締まり現場は大荒れ
4月6日から10日間にわたる「春の全国交通安全運動2026」が始まった。内閣府が公表した推進要綱によれば、今年の「重点項目」は以下の3点になる模様だ。
●通学路や生活道路における、子供をはじめとする歩行者の安全確保
●「ながらスマホ」の根絶や歩行者優先などの安全運転意識の向上
●自転車や特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解と遵守の徹底
しかし、である。自動車による交通死傷事故の最大の要因とされているのは「スピードの出しすぎ」であり、春と秋に実施される全国交通安全運動では例年、必ずしも重点項目には明記されない「スピード違反」が厳しい取り締まりの対象とされてきた。すなわち覆面パトカーや白バイ、いわゆるネズミ捕りなどを駆使した違反検挙である。
そして今年は、全国47都道府県警察が実施するスピード違反の取り締まり現場で「予期せぬトラブルが続発する」との重大な懸念が持ち上がっている。
全国の警察当局が懸念しているのは、神奈川県警第2交通機動隊で行われていた「不正取り締まり」。今年2月に明るみに出たこの事案では、スピード違反車両を覆面パトカーなどで追尾した際の距離を改竄するなどの不正行為によって、第2交機茅ヶ崎分駐所所属の7名を含む24名が懲戒免職、停職、減給などの処分を受けている。
年度ごとの「検挙ノルマ」にドライバーが「不正取り締まりだ!」抵抗
神奈川県警交通機動隊に所属する白バイ隊の幹部OBが重い口を開く。
「私が勤務していた時代も今もそうですが、神奈川県におけるスピード取り締まりの重点路線となっているのは『小田原厚木道路』と『西湘バイパス』。このうち小田原厚木道路はスピード違反検挙の『ドル箱路線』と言われており、全国交通安全運動の期間は特に『書き入れ時』とされています。大きな声では言えませんが、実は交通違反の取り締まりには年度ごとに『検挙ノルマ』が設けられています。『ノルマを達成しなければ』という焦りが、第2交機で発覚した不正取り締まりの根底にあったことは否めません」
その不正取り締まりが「書き入れ時」にあたる今春の全国交通安全運動に与える影響は甚大なようだ。白バイ隊の幹部OBが続ける。
「ドライバーの中には指摘された交通違反の内容に納得せず、赤切符や青切符の受け取りを頑なに拒否する人が少なくありません。このような平時の実態から考えると、神奈川県警の不正事案が発覚した直後に実施される取り締まり現場は、大荒れになるでしょう。場合によっては、スピード違反に対して『不正な取り締まりだ』などと文句を並べ立てて抵抗するドライバーが続出するかもしれません」
デタラメ不正検挙の大きなツケが回ってきたということか。
(石森巌/ジャーナリスト)
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