スポーツ
Posted on 2026年03月25日 11:45

中日ドラゴンズ本拠地「ホームランウイング新設」の恩恵とマイナスのデータ「巨人3連戦」が今季の試金石に!

2026年03月25日 11:45

 球団創設90周年を迎えた中日ドラゴンズにとって、開幕第2節の巨人3連戦が、今シーズンを占う重要な対戦となりそうだ。
 球団創設90周年といえば、2024年の巨人、そして2025年の阪神がひと足先にそのメモリアルイヤーを迎え、リーグ優勝を決めている。中日も「この2球団に続いて」と思っているはずだ。

 今季の中日は本拠地バンテリンドームナゴヤに「ホームランウイング」を新設。従来の外野フェンス前に観客席を設け、フェンスの高さは4.8メートルから3.6メートルに。右中間、左中間までの距離は116メートルから110メートルまで短くなった。
 その影響だろう。オープン戦で中日打線が放った本塁打数は、12球団トップの16本。10本がバンテリンドームで出たもので、うち6本が「ホームランウイング」に飛び込んでいる。

 近年の課題だった貧打のイメージは払拭されたようだが、オープン戦では「マイナスのデータ」も露呈した。
「中日はバンテリンドームでオープン戦9試合を行い、7本のホームランを食らいました」(名古屋在住記者)
 得点力は上がったが、失点も多くなったというわけだ。
 その9試合で中日打線が稼いだ総得点は43、失点は36だ。この時期は投手が調整過程にあるとはいえ、9試合中2試合が2ケタ失点だった。
「ホームランウイングができて右中間、左中間の膨らみがなくなり、球場のフィールドが菱形に変わりましたね」(前出・名古屋在住記者)
 相手打線も一度火が点いたら、止まらなくなるようだ。

 そんなバンテリンドームでの公式戦は、3月30日からの巨人との3連戦で幕を明ける。打線が火を噴くのは中日か、それとも巨人か。仮に巨人打線に試合終盤での一発が出たら、ダメージが残る試合になるだろう。
「開幕1軍の当落ライン上にいる、もしくはオープン戦での奮闘が買われて1軍登録される、その両方の声が聞こえているのが、根尾昂です」(前出・名古屋在住記者)

 今季の根尾に期待する声は多い。中日投手陣は松山晋也、清水達也、斎藤綱記といった勝ちパターンのリリーバーが相次いで故障してしまったが、ブルペン陣は人材が豊富だ。1軍当確ではなく「当落ライン上」の声があるのはそのせいだが、試合序盤で先発投手が炎上してしまった場合、どうなるのか。「ビハインドの試合で、まずは経験を積ませて」と長い目で見てもらえるのなら、十分にチャンスはあろう。

 球団関係者が言う。
「投手らしいボールになってきたと、井上一樹監督は根尾を褒めていました。ファームではなく、1軍で経験すべき時期にあります」
 ホームランウイングの恩恵を受けるのは打線ではなく、根尾かもしれない。

(飯山満/スポーツライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク