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記事全文を読む→「4.20北海道・東北地震」今回の後発地震注意情報は「かなりヤバイ」!「震度7」「30メートル大津波」で死者20万人の「割れ残り固着域」
夕方の北海道・東北地方を襲った激震を受け、気象庁と内閣府は北海道から千葉県にかけての7道県182市町村を対象に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発令した。
「三陸沖から根室沖にかけての想定震源域(日本海溝と千島海溝)で、巨大海溝型地震の発生確率が平常時の約10倍に高まっている」
今後1週間にわたる、地震への備えを呼びかけたのである。
4月20日午後4時52分頃に発生したのは、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)7.7(最大震度5強)の海溝型地震だった。
北海道・三陸沖後発地震注意情報は、2011年3月の東日本大震災などを教訓に創設されたもので、発令は昨年12月8日に発生した青森県東方沖地震(M7.5、最大震度6強)に続いて2度目となるが、巨大地震発生の切迫度は昨年以上に高まっている。
今回の震源域の南側では青森県東方沖地震のほか、昨年11月9日にM6.9、今年3月26日にM6.7の地震が発生するなど、不気味な地震が頻発していた。そんな中、今回の三陸沖を震源とする海溝型地震が発生したのだ。
地震学の専門家は次のように警鐘を鳴らす。
「まず警戒しなければならないのは、北海道の十勝沖を震源とする、M8~9クラスの巨大海溝型地震です。十勝沖のプレート境界には、1994年の三陸はるか沖地震(M7.6)で割れ残った固着域が存在すると考えられています。この固着域は1968年に発生した十勝沖地震(M7.9)で割れ残った固着域とほぼ重なっており、今回の地震に誘発される形で十勝沖の固着域が大きくズレ動く危険性が高まっているのです」
警戒期間は1週間? 時が経てば経つほど発生確率は増していく
警戒を要する固着域は、十勝沖だけにとどまらない。地震学の専門家が続ける。
「十勝沖の北東に位置する根室沖も要注意です。根室沖は1973年の根室半島沖地震(M8.1)以降、巨大海溝型地震の空白地帯とされてきたエリアで、政府は今年、根室沖での巨大地震の発生確率(今後30年間)を80%から90%に引き上げています。今回の北海道・三陸沖後発地震注意情報の警戒期間は1週間とされていますが、十勝沖を含めて、時が経てば経つほど巨大地震の発生確率は増していくことを忘れてはなりません」
今回の想定震源域でM8~9クラスの巨大海溝型地震が発生した場合、震源に近いエリアは「最大震度7の強烈な揺れ」と「最大30メートルの大津波」に襲われ、最大死者数は「約20万人(19万9000人)」に上ると想定されている。
日本海溝と千島海溝における後発地震としては、M7.0の地震の約18時間後にM8.5の択捉島南東沖地震(1963年)が起きている。同様に2011年にはM7.3の地震の2日後にM9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生している。
今回の北海道・三陸沖後発地震注意情報は「かなりヤバイ」のだ。
(石森巌/ジャーナリスト)
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