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記事全文を読む→【プロ野球界】息子が事件を起こしたら父親の「解説の仕事」が飛ぶのは当たり前なのか…「山崎武司」の苦悩と「谷繁元信」の前例
プロ野球の元スター選手の息子が、詐欺容疑で逮捕された。事件としてはそれだけの話かもしれない。ただ、引っかかったのは事件そのものより、父親の仕事にまで響いたことだ。中日、オリックス、楽天で活躍し、引退後は解説者として親しまれてきた山崎武司氏である。
逮捕された29歳の長男・大貴容疑者は、住所も職業も不詳だという。一昨年11月、知人の紹介で知り合った会社役員の男性に「腕時計を預ければ海外のオークションで高く売れる」と持ちかけ、時価685万円相当の高級時計を騙し取った疑いがある。似た被害がほかにもあり、総額は約7000万円に上るとみて、警察が余罪を調べている。
父・山崎氏のコメントは、代理人を通じて出された。
「全く言葉にならない心境」
目を引いたのは、その続きだ。長男とは昨年2月頃から連絡が取れず、どこで何をしているのかも分からなかった、というのである。「捜査には親として協力する」とも添えた。29歳といえば、もう立派な大人だ。別々に暮らし、連絡も切れていた息子のしでかしたことを、親はどこまで背負えばいいのか。
その余波が及んだのは、山崎氏の解説の仕事だ。6月12日の日本ハム×中日戦、本来は山崎氏が座るはずだったUHB(北海道文化放送)解説者の席は、岩瀬仁紀氏に変更された。さらに6月16日の「プロ野球 レジェン堂」(BSフジ)への出演も差し替えられている。
事件を起こしたのは息子で、山崎氏自身の問題ではない。それでも渦中にある名前を画面に出すのは、局としては避けたかったのだろう。
東海大学で起きた「大麻使用」騒動では…
この流れで思い出すのは、谷繁元信氏だ。2020年、東海大学の硬式野球部で起きた大麻問題。あの時、谷繁氏の次男の名前が週刊誌で取り沙汰された。大学は部員複数名の大麻使用を確認したと発表。逮捕者は出ず、使用を認めた2人がのちに無期停学となった。
事件の中身は今回とは異なるが、父親が置かれた立場だけは重なる。当時、谷繁氏も息子と「連絡が取れない」と週刊誌に漏らしていた。騒動のさなか、ニッポン放送のヤクルト×巨人戦は、担当予定だった解説が谷繁氏から川相昌弘氏に差し替えられている。
成人した息子が起こした事件で、父親の解説席が空く。しかもそれは、今回が初めてではない。これはいきすぎなのか、それとも当然のことなのか。たぶん、すぐに割り切れる答えはないのだろう。
はっきりしているのは、父親自身は事件に何ひとつ関わっていないということだ。次に同じようなことが起きたら、また同じ判断が繰り返されるのだろうか。
(ケン高田)
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