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記事全文を読む→阪神OB会長・掛布雅之がズバリ語った「本当の優勝争いで必要なこと」今の阪神にないものって…
阪神タイガースの前週の試合を見ると、8月11日からの巨人との同率首位決戦(東京ドーム)に3連勝。ゲーム差を3に広げた。しかし、続く14日からの最下位・広島戦(マツダスタジアム)では1勝2敗と負け越し。8月18日の試合前の時点で2ゲーム差となり、どうにか首位をキープしている。
そんな戦いぶりを振り返った阪神OB会長の掛布雅之氏が、8月17日の「よんチャンTV」(MBSテレビ)で、今後の阪神の不安ポイントと好材料をズバリ指摘した。
まず前週の28得点中15得点がホームランであることを指して、
「1発頼みの野球は怖い」
と警鐘を鳴らした。
「本当の優勝争いをしてくると、1点をどうやって取るかという野球がすごく大切になってくる。先週のゲームの中でベンチが本当に1点を取りに行く野球って、みなさんあまり見たことない思う。3番、4番、5番、クリーンアップ頼みの勝ち方をしている。これから残り30数試合。秒読み段階に入った時に、ベンチが1点勝負だというゲームをどれだけ取れるか。そこではホームランじゃなくてタイムリー。(その前に)送りバント、ひとつのフォアボール。地味な1点の取り方が相手にめちゃくちゃ効く」
ホームラン以外の得点パターンも欲しいということだが、それでもやはり得点のカギは3番・森下翔太と4番・佐藤輝明だと、掛布氏はきっぱり言うのだ。
「1、2番がチャンスを作って、返すのはクリーンアップ。3番、4番のヒット、ホームランが阪神の優勝のカギを握るのは当たり前。他の5球団よりも強いパワーポイントはどこかというと、3番と4番が本塁打王争いをしていること。打撃3部門の争いを同一チームで行っているなんて、あまりにないこと。長嶋さん、王さんより、バース、掛布よりもすごい3番、4番だと思います。ちょっと言い過ぎましたか(笑)。それぐらいこの3番、4番は今、脅威ですよということ」
メンバーを固定すると「前後の顔が見える」いったいどういうことか
そして今の阪神はメンバーが固定したことで、ベンチが動きやすくなっているという。
「阪神のひとつのポイントは、6番バッターとショート。6番に今、前川が出てますけども、前川のバッティング、ちょっと良くなりました。レベルに振れるようになった。いい形で結果が出てますので、6番の固定ができました。ショートは元山。意外にバッティングも守備も、いい面を出してます。坂本もいいので、1番から8番まで野手の固定メンバーがある程度、決まった」
では、固定することにどんなメリットがあるのか。掛布氏は「前後の顔が見える」として、次のように説明するのだった。
「前後の調子の良い悪いがわかった時に、今の自分と比べて、自分が何をやらなきゃいけないかがわかる。自分の調子が悪く、後ろの状態が良ければ、俺が犠牲になってバトンを後ろに渡そうとする。前後の顔が見える固定メンバーで戦う形ができたということが、優勝に向かっては大きなポイントのひとつ」
勝負どころの9月の日程を見ると、過密スケジュールな上に、残暑が厳しい屋外ゲームがほとんど。過酷な道のりが待ち受けているが、藤川監督はこれをどう捌いていくのか。
(鈴木十朗)
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