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記事全文を読む→セ・リーグ新人王争い「巨人・竹丸和幸×浦田俊輔」に待った!「阪神・工藤泰成が有利になる」投票の仕組み
阪神の工藤泰成が今季のセ・リーグ最優秀新人(新人王争い)の本命に躍り出ようとしている。
8月23日のDeNA戦(横浜)で2点リードの9回裏に登板し、1回12球を投げて2三振を奪う完璧な内容で、今季4セーブ目を挙げた。これで10試合連続無失点。今季の通算成績は3勝0敗4セーブ10ホールドまで延び、今や岩崎優に代わって新守護神に定着しようとしている。
セ・リーグの新人王争いは、ここまで18試合に登板して8勝9敗、防御率3.93のドラ1ルーキー竹丸和幸と、「黄色い稲妻」浦田俊輔という巨人勢のマッチレースと思われた。ところが竹丸が再調整のためファーム落ちしたこともあり、情勢は急変。スポーツ紙遊軍記者が分析する。
「当初は竹丸の独走状態で、2ケタ勝てば間違いなく新人王でしたが、ここにきて分からなくなりましたね。23日の試合終了時点で打率2割8分、99安打、32盗塁でセ・リーグ盗塁王争いのトップに立つ浦田が間違いなく肉薄しているか、追い越している。でもこれが工藤に有利に働く、という見方がありますよ」
新人王は全国の新聞、放送、通信各社に所属するプロ野球担当歴5年以上の記者による投票で決まる。前出の遊軍記者は、
「ここに新人王決定を左右する大きな要素が潜んでいます」
と指摘するのだ。
現状では浦田に軍配が上がるのに「割れる」から…
いったいなぜか。
「大票田を持つのは、東京運動記者クラブと関西運動記者クラブのふたつ。広島を担当する広島運動記者クラブ、楽天を担当する東北運動記者
クラブなどに所属する記者の数は、たかが知れています。記者心理としては、いつも取材している地域のチームで活躍する選手を過大評価する傾向がありますが、地方球団の選手はよほど突出した数字を残さないと、アピールできない傾向があります。今回はある意味、東京と関西の記者クラブの一騎打ちになる可能性が大」(前出・遊軍記者)
例えば浦田と工藤の争いになった場合、
「現状では浦田に軍配が上がるでしょう。でも東京の票は浦田と竹丸で割れる。そうなると結局は、関西で一本化される工藤が有利になる可能性が高くなる」(前出・遊軍記者)
新人王タイトルはプロ野球選手にとって、一生に一度の栄冠だ。そのタイトル獲得に向けて、優勝争いを演じるチームの選手たちが切磋琢磨すれば、リーグは盛り上がる。今後の3選手のパフォーマンスに、大いに期待するゆえんである。
(阿部勝彦)
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