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記事全文を読む→鈴木宗男が宮古島で「公開謝罪」匂わせ…「どういうことだ!」ブチギレ&お笑い沖縄県知事選の「謎イベント」
「あれは衝撃を受けた!」
沖縄の強い日差しよりも暑い、保守陣営の怒号が飛び交っている。
9月13日投開票の沖縄県知事選を目前に控え、下地幹郎元郵政民営化担当相が突如として、出馬断念を表明した。普通に考えれば保守票の分裂が回避され、同じく保守系で自民党などが推薦する新人・古謝玄太氏にとって、この上ない追い風となるはずだ。しかし、ここは魑魅魍魎が跋扈する沖縄の選挙戦であり、ひと筋縄でいくはずもない。
最大の火種は、下地氏の「降り方」にある。恩恵を受けるはずの古謝陣営や自民党沖縄県連に対し、事前の根回しはなかったというのだ。まさに寝耳に水。古謝陣営が「どういうことだ!」と猛反発するのは無理もない。保守一本化の美談になるはずが、逆に陣営間の不信感を増幅させるというブラックジョークのような展開になっている。これだから沖縄の選挙は恐ろしく、そして面白い。
そんな中、永田町と沖縄の政界関係者の間に、一枚の画像が急速に拡散されている。そのポスターは、9月3日夕方に下地氏の地元である宮古島のホテルで開催されるイベントの告知だ。
デカデカと打たれたタイトルは「謝罪と決断の真相」。そしてサブタイトルには「下地ミキオ、鈴木宗男、本人達が語る―古謝げんた氏に関する今後の方針について―」とある。
ポスターには南国の海をバックに、満面の笑みを浮かべる下地氏と古謝氏、そして下地氏の「後見人」として知られる鈴木宗男参院議員の顔写真がスリーショットで並んでいる。
古謝陣営がブチギレているタイミングでなぜ……
「沖縄の未来のために、今、伝えたいことがある」という下地氏のキャッチコピーはまだわかる。しかし古謝陣営がブチギレているこのタイミングで、なぜ古謝氏の爽やかな笑顔が使われているのか。そもそもこのイベントに、古謝氏本人が登壇するのか。「下地ミキオ、鈴木宗男、本人達が語る―古謝げんた氏に関する今後の方針について―」だから、語るのは下地氏と鈴木氏だけなのかもしれない。
見逃せないのは鈴木氏の存在である。「日本のために、沖縄のために」と微笑むが、後見人として今回のドタバタ劇にどう絡んでいるのか。永田町関係者は、
「下地氏の撤退は、鈴木氏の強烈な差し金があったからではないか。宮古島のイベントは古謝陣営への公開謝罪の場なのか、宗男劇場になるのか、全く読めない」
と言って首を傾げるのだ。
「参加費無料、どなたでもご参加いただけます」と謳うこのイベント。宮古島から沖縄の未来を考えるという美しいスローガンの裏で、どんなドロドロの愛憎劇が繰り広げられるのか。沖縄の選挙の魔訶不思議を象徴するこの一夜から、目が離せない。
(大嶋和人/政治ジャーナリスト)
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