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記事全文を読む→「ブチギレ⇒下着姿になって家出」室町3代将軍・足利義満の実母が「公開ストリップ」大騒動を起こした「最大級の抗議活動」
突然キレて、今でいう「パンツ一丁」で家出。それがいったい誰なのかを聞けば、誰もが驚くことだろう。
室町幕府2代将軍・足利義詮の側室で、3代将軍・義満の実母である紀良子だ。建武3年/延文元年(1336年)生まれで、良子の母・智泉尼聖通は順徳天皇の皇子である四辻宮善統親王と伝わっている高貴な身分。幕府内では強い発言権を持っていた。
とにかくエキセントリックな性格だったことは間違いない。ある日、なぜか急に怒りを爆発させた良子は、周囲が止めるのも聞かずに将軍御所を飛び出して、京都の清水坂にあった母親の草庵に移ってしまった。理由は夫・義詮の浮気、身の回りを世話する側近との対立、管領・細川頼の政治に対する不満などがあったようだが、正確には伝わっていない。
出ていく際、なんと公家や武士たちが大勢いる公の場で、着ていた豪華な着物を次々と脱ぎ捨て、腰巻一丁、今でいうパンツ姿で出て行ったという当時の記録が残っている。さながら、公開ストリップだ。
高貴な女性に、とって肌を晒すのは最大の恥のはず。それをあえて自分から行うことで怒りを露わにしたとしたら、まさに最大級の抗議活動だったのだろう。それとも単なるメンヘラ女だったのか。
現代なら軽犯罪法違反で逮捕されてワイドショーのネタに
すでに義満が3代将軍になっていたが、当然ながら御所は大騒ぎになった。高貴な身分の女性が家出するなど前代未聞で、しかも下着姿だったということで、のちに「日本国王」を名乗ったオレ様男の義満も焦った。
自ら細川智之や重臣を伴って草庵に出向き、母親に対して御所に戻るよう、必死に説得したとされている。
もしかすると、いつもは正装で牛車で外出するような身分の女性が、かなり取り乱した姿で出て行った……という程度だったのかかもしれない。それでも当時は相当にショッキングな出来事だった。現代なら軽犯罪法違反で逮捕されても不思議ではない事件であり、ワイドショーのネタになっていたに違いない。
(道嶋慶)
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