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記事全文を読む→ギネス記録「100歳のドラマプロデューサー」石井ふく子の「VIVANTは好まない」にTBS局員が「よくぞ言ってくれた」
ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)シリーズなどで知られ、世界最高齢のテレビプロデューサーとしてギネス記録を持つ石井ふく子さんが9月1日に100歳の誕生日を迎え、東京都内で開かれた会見で百寿の喜びを語った。
石井さんはTBSの嘱託社員などを務め、1958年に初めてドラマのプロデューサーを担当。1961年にTBSに入社した。以降は脚本家の橋田寿賀子さんとタッグを組んだ「渡鬼」などのヒットで、ホームドラマの名手として知られる存在に。
放送担当記者が、その手腕の特徴を語る。
「ホームドラマの名手ではありますが、家族観はひと昔前のもので、このご時世の視聴者には違和感があるでしょうね。橋田さんと組んだセリフの言い回しは独特で、胸中の説明も交えているため、日常会話では使わないような表現も多い」
会見ではそんな石井さんに対し、7月スタートのドラマでダントツの視聴率を誇る堺雅人主演の「VIVANT」(TBS系)に関する質問が飛んだ。これに彼女は以下のように答えたのである。
「前の(2023年)は見ましたけど、私はあんまり好まない。悪口を言っているわけじゃないです。私の心の中にああいうドラマがないので。すいません」と
少し申し訳なさそうに、しかし率直に論じたのだった。
そして今後については、
「お互いの心と心を通い合わせるのがテレビだと思っています。心のある、心が美しく見えるドラマを作っていきたいと思っています」
TBS局員が語る。
「こんなことを言えるのは、テレビ界で石井さんしかいないでしょうが、うちのドラマに関わっているスタッフの中には『よくぞ言ってくれた』と石井さんを賛辞している人は多い。とういうのも『VIVANT』は監督・演出・原案・プロデュースを手がける福澤克雄氏の、これまでの実績と実力が認められてのもの。巨額の制作費が投じられています。あれだけの豪華キャスト、海外ロケ、ド派手なアクション、目まぐるしいストーリーを揃えているので、高視聴率を獲得できて当たり前」
「VIVANT」よりこういうドラマを作りたい
「VIVANT」の影に隠れてはいるが、蒼井優主演の同局ドラマ「Tシャツが乾くまで」はその真逆だ。主要キャストは数えるほどで、ロケシーンもそれほど多くないが、ここ数年、流行している考察系ドラマで、先の見えない展開が視聴者を引き込んでいる。
初回の平均世帯視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でスタートしたが、じわじわと上昇し、直近8月28日の放送では8.1%まで上昇。今後もクライマックスに向けて上昇すると思われる。
「視聴者の心に訴えかける作品で、『ドラマのTBS』と言われた系譜を引き継ぐ王道モノ。『VIVANT』よりこういうドラマを作りたい局員や外部スタッフは少なくありません」(前出・TBS局員)
テレビ界の生き字引たる石井さんの発言は、ドラマ界に一石を投じたはずだ。
(高木光一)
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