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記事全文を読む→代表引退試合のメッシやロナウドよりすごい41歳「クロアチア代表モドリッチ」代表引退表明のタイミング
サッカー界で、ひとつの時代が終わろうとしている。
「神の子」と呼ばれたアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)は、8月31日に代表チームからの引退を発表した。その引退試合が10月6日、ブエノスアイレスで行われる。チケットは2時間で完売。地元ではアルゼンチン代表としての「ラストタンゴ」と言われている。
メッシの最大のライバルで、ともに世界のサッカーを引っ張ってきたポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)は「おそらく、サッカー選手として最後のシーズンになるだろう」と今季限りでの現役引退を示唆した。さらに「素晴らしいレガシーを残したい」と言い、前人未踏の公式戦1000ゴールを達成して引退するのではないかとみられている。
そしてもうひとり、その去就に大きな関心が注がれているのが、もうひとりのレジェンド、クロアチア代表のルカ・モドリッチ(ACミラン)。メッシやロナウドのように数字で勝負はできないが、誰もが認める世界最高の司令塔といえる。
172センチ、66キロと小柄なことから「小さな巨人」と言われたモドリッチは、北中米W杯終了後にACミランとの契約を延長したが、代表に関してのコメントはしていない。
一部では、現役は続投するが代表は引退する、との報道があった。10月6日に行われるUEFAネーションズリーグのスペイン戦がホームのスプリトで行われるため、この試合がモドリッチの代表引退試合になるというものだ。
ところが9月9日に41歳を迎える前に、クロアチアサッカー協会のマリアン・クスティッチ会長と、代表チームを率いるスラヴェン・ビリッチ監督に、代表でプレーする意思を伝えていた。そして9月26日のチェコ戦に先発出場すると、47分に豪快な先制ゴールを叩き込んだのだ。
メッシやロナウドのような派手さはないが、昨季のACミランでは34試合に出場し、1試合平均で83分も出場している。ロナウドは後半途中で交代することが多くなり、メッシは1試合平均で8キロぐらいしか走らない。これらと比べずとも、40代では考えられない数字だ。
北中米W杯でも4試合すべてに先発出場し、敗れた決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦はフル出場。アディショナルタイムを含めると107分間、ピッチ上にいた。
2人の独占状態を止めてバロンドールを獲得
思えば2018年のロシアW杯でクロアチアを準優勝に導き、大会MVPに輝いた。年齢のことを聞かれるようになったのはこの頃からだが、モドリッチはそれが嫌いだった。「サッカーは年齢、パワーやフィジカルは関係ない」と答え、それを証明してきた。
メッシとロナウド、この2人は誰もが認めるスーパースターである。年間世界MVPと言われているバロンドールを、2008からの10年間はこの2人が占めている。しかも5回ずつという無双状態だった。この2人を止めて2018年にバロンドールを獲得したのが、モドリッチだった。
まだまだ現役でプレーはできるだろう。それでも近い将来、代表引退を決めなければいけない時はやって来る。予想通り、10月6日のスペイン戦後に表明してもおかしくはない。いや、ネーションズリーグが終了する来春になるかもしれない。クロアチア代表の10番を背負った姿を、目に焼き付けておきたい。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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