政治
Posted on 2026年10月05日 21:00

北朝鮮が日本海に「AI弾道ミサイル」発射脅と迫メッセージ「迎撃は不可能。命中するまで標的を追い続ける」

2026年10月05日 21:00

 北朝鮮が今年5月のAI誘導型巡航ミサイルに続いて、AI弾道ミサイルの発射実験をした可能性が高まり、韓国や日本など隣接国を含め、西側諸国にも懸念をもたらしている。
 防衛省によると、このAI弾道ミサイルは10月3日午前6時半頃、北朝鮮東部の元山付近から日本海に向けて発射。約680キロ飛翔し、日本のEEZ外に落下した。

 金正恩総書記の妹、金与正総務部長の談話では、具体的にどんな性能があるのか詳細は不明ながら、
「AIミサイルの迎撃は無理で、しかも狙った獲物は命中するまで追い続ける。だから我々に歯向かうなら、AIミサイルで火だるまになり殲滅される」
 と全世界に向けた脅迫メッセージを発している。

 こうした動きを、韓国の軍関係者は次のように解説するのだ。
「ひと昔前の北朝鮮なら、たとえ竹槍しか持っていなくても、核やミサイル保持を強調するような、口だけの脅しは十分に考えられました。しかし今はウクライナ戦線に北朝鮮兵を大量に送り込み、軍事同盟でロシアとの絆を強固にしている。月までロケットを飛ばし、核兵器を大量保持するロシアの最先端科学技術をどんどん吸収して、ロシアの軍需工場と化しています。当然、今回のAI弾道ミサイルも、ロシアから最新技術を授かって完成させた可能性は極めて高い」

 実は北朝鮮がAI弾道ミサイルを発射する前日、ロシアではプーチン大統領がロシア中部の演習場を視察し、新型ドローンなどの説明を受けたと、ロシアメディアが報道している。この新型ドローンは、従来のプロペラ式からジェット推進式に発展させた「ゲラニ4」「ゲラニ5」と呼ばれるものだという。

「北は核ミサイル112発を持つ」トランプが真偽不明の仰天発言

「ゲラニ」の最高時速350キロ~450キロで、従来のドローンの2~2.5倍の高速飛行が可能。航続距離は最大900キロに達し、最大重量90キロの弾頭を搭載できる。つまりこの新型ドローンを使えば、従来のウクライナなどの迎撃システムは全く役に立たなくなる。
 この新型ドローン爆撃により、一時優勢だったウクライナは一方的に攻撃を受け、ロシアが再び優位な情勢に。ためウクライナは対策に追われているのだ。

 国際軍事アナリストが解説する。
「実はこのドローンの生産を引き受けているのが北朝鮮だ、という説が濃厚なのです。ということは、北朝鮮はAIミサイルに加え、この最先端のジェットドローンも自国の兵器として着々と装備している可能性が高いということになる」
 その上、アメリカのトランプ大統領は10月3日、オハイオ州で行った支持者集会演説で突然、真偽は不明ながら、従来の「北朝鮮核57発」説を覆し、「北は核ミサイル112発を持つ」と発言して世界中を震撼させた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は今年2月、共同通信のインタビューに答え、ロシアと軍事同盟を深める北朝鮮が「日本の安全保障に対する脅威だ」と明言している。
 ウクライナ戦争勃発直前、日本がロシアの侵攻標的リストに入っていたというロシア内部情報は、知られた話だ。そして北朝鮮の金与正総務部長は8月に、
「日本が間違った選択を企図すれば、即座に生存不可能なせん滅的猛攻撃を受けるだろう」
 と威嚇の談話を出している。さらに北朝鮮は国連でも「日本再軍備」と激しく日本批判をエスカレート。露朝の動向から、日本は片時も目が離せない状況になった。

(田村建光)

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